トピックス バックナンバー 2005年


[電子小物] Zaurus(MI-E1)がもじけた!

2005-12-27

出勤途上に立ち寄ったパン屋で、いつも通勤時にほうり込んでいるジャケットのポケットからポトリと。といってもこんなことは購入以来幾度となく繰り返して来ていて、それでも壊れないのがこいつの痛快なところだったのだけれど、今回は打ち所が悪かったらしい。とうとうやってしまった。

といいながらこの文を書いているのもそのZaurusだったりする。本体機能は問題なく動いている。挿しっぱなしのAirH"カードの頭から床に叩きつけられたらしい。通信ができない。カードがなんかグラグラする。確認のためメモリカードに挿し替えてみても、やはり認識しない。一方でAirH"カードの方は、こちらもパッケージが少しひん曲がって、繋ぎ目が少し口を開いている。こりゃこっちも死んだか、と思ったが、PCに挿してみると意外にもこれがちゃんと動く。ということは、完全にやっちまったのはZaurusのCFスロットだけらしい。たぶんコネクタが破損したのだろう。

壊れてみて改めて思い知らされた。PDAにとってネット通信機能は必要不可欠だ。たったひとつの機能だが、これが出来ないだけで機動力が極端に低下する。WEBが使えないことで常駐しているコミュニケーションサイトをチェック出来ない。調べ物が出来ない。メールが使えないことで連絡情報へのアクセスが遅くなる。ちょっとしたメモ書きを持ち出すのにいちいち接続やカードの抜き差しが必要になる(簡単なメモの転送にはメールが便利だ)。いやはや、まいった。

早く復旧したいが、毎日四六時中手にしているZaurusのこと。修理に出している間使えないのは痛い。今回は幸い本体機能には問題がないものだから、せめてその部分は手元に置いておきたい。タイミングも悪い。年末年始じゃ、修理に出す余裕がない。使用頻度も高い。で。こいつももう5年も活躍を続けている。そろそろ現役交替を、とは以前から思っていた。修理に出しても相応の費用がかかるだろう。それならば……。随分と堪えていたが、ついに屈した。更新に踏み切ることにした。

実は既に購入手続を済ましてしまっている。が、まだモノは入手していない。今回は通販利用なのだ。何故店舗で買わなかったのかには理由がある。だがそれは、何を選んだかと併せて後日のお楽しみにしておきたい。実機を手にしてから、そのファーストインプレッションとともにゆっくり語りたいと思う。実を言うと、選んだ機種にはいろいろと不満な点も多い。何しろ納得出来る機種がないから今まで更新を延ばしてきたのだ。急遽の機種選定で問題がクリアできるはずもない。改めてMI-EシリーズZaurusの完成度の高さを痛感させられる(ただ今買うとなると、UTF-8非対応などブラウザの仕様が時代遅れになりつつあるのが、これだけとは言え辛いのだ)。が、そんな中ではマシと思える機種を選んだつもりだ。果たして結果はどうか…。

現物の入荷は年明け後の予定。いずれにせよこの年末年始は少々不自由な環境で乗り切るしかなさそうだ。


[音楽] 紅白

2005-12-01

今日の話題は何をおいてもこれ。これしかないでしょう。地上デジタル放送記念日どころじゃあありません(爆)。

ご存知、NHK紅白歌合戦の出演歌手が発表されました。帰り際、職場で先輩や同僚と雑談していた際、丁度そういう話題になって皆でWEB情報を見たのです。その顔ぶれについてはまぁ置いといて(笑)、50音順に並ぶリストのいっちゃん下に、なんとあるじゃあないですか、「渡辺美里」の名前が!!!

祝、初出演!!

いやぁ、驚きました。小躍りしそうなくらい(職場なので、しませんでしたが 笑)。最盛期には毎年それなりに期待していたものの、ま、いろいろ思うところがあったのでしょう、小比類巻かほるやTMネットワークのようなことは結局叶わず、もはや出演はあるまいと諦めてました。ので、実は今年の「スキウタ」などにも投票してません。今回の出演はスキウタ投票など、ファンの声によるものなのでしょうか? だったらなお嬉しいですけどね。たぶん、政治的な要素が強いのだろうな。20周年だし、この10年ほどは割とNHKとの縁もできていたし。そういえば、予兆めいたものはあったのですよね。つい先日の、あれは土曜日だったか日曜日だったか、よく分からないNHKのインタビュー番組に出演されていたのを実家の両親が見つけて、わざわざ電話で教えてくれましたですよ。なんだか妙なタイミングで出演しているな、という印象でした。もしかすると、分かってやってたのだったりしてね。

職場で喜びを表現すると、「古いな」と言われてしまいました(汗)。残念ながら、もはや世間ではそういう存在なのでしょう。でもね。当時のEPICアーティストで今もそれなりにやれてる人って、そんなにいないと思うのですよ。頑張ってると思うよ? すごいよ、やっぱり。近頃はいろいろ納得の行かない部分もあるけれど、声の魅力は健在だし(私にとっては)。

これで後、谷山浩子が起用されてたらなぁ……なぁんて口にしたら、同僚達に一層笑われてしまいました。そりゃま、そうかも(笑)。

ま、とにかく、これで今年の年末は紅白がはずせなくなりました。……これがなけりゃどうしようかと思ってたんだけどな、実は(みのさん、うざいし)。ニューアルバム&シングル、現在通販配送待ち。しっかり聴いて年末に備えましょう。はてさて、何歌うんでしょうかねぇ…?


[タレント] 美人マジシャン 有紀天香

2005-11-25

現代のアニメ好きならかなりの頻度で見ずには済まされない、代々木アニメーション学院のTVCF。只今、手品師バージョンが放映されていることはご存じの方も多いでしょうか。

出演しているのは有紀天香さんという女流マジシャン。このCMで初めて知る手品師さんなのですが、この方がどうにも気になっています。もしかして遠い昔にお会いしたことのある方なのではないかという…。

もう10年以上前、在学中だったか卒業後だったか、面倒見の良いお祭り好きの先輩が毎年主催していた卒業生/現役混成の高校仲間の集まりがあって、そこに、手品の道を歩み始めた当時大学生のOGさんが参加なさってました(私たちを観客に、カードマジックや鳩出しなどを披露してくださいました)。私が彼女と同席したのは一度か二度ですし、ことさらに親しく話させていただいたわけでもないので、もはや姿形もキャラクターもほとんど覚えておらず、しかも不義理なことにお名前すら忘れてしまっていたりするのですが(後に旧友から聞き出しましたが)、有紀天香さんを見ていて、なんとなく彼女を思い出したのです。どことなく面影に覚えがあるというか…。

当時の仲間とは最近疎遠になっているので、とりあえずネットで検索かけてみました。すると、少ないながらもいくつかの情報がヒットしました。確信を得るには至らなかったものの、拾った情報はどれも推測に合致するものばかりで、否定材料は出てきません。和歌山県出身でカードマジックとツイストバルーンアート(クラウン・ヨッシーって言うんですか?)を得意とする中年(汗)女流マジシャン。旧友から得た先輩の情報(大学とか身の丈とか)と照らしても齟齬がありません。これはもう、相当の確率で当たりなのでは、と思うんですが、どうなんでしょうかね? ただ一点、「プロは目指してもステージマジシャンにはならない方向」(一言にマジシャンと言っても舞台で客席相手に演じるだけが全てではなく、いろいろな道があるらしい)とおっしゃってた当時の先輩と、ステージどころかTVCMにまで出ている有紀天香さんとのギャップが、いまいち自分の中で埋めづらかったりしているのですが。

有紀天香さん。どうやらその道では「燕尾服の似合う稀有の美人マジシャン」で通っているようです(…あ、いや、他意はないですよ、他意は 笑)。いずれにせよ同郷人であることは間違いなさそう。更なる活躍を期待するところです。


[ソフトウェア] TclPlugin

2005-11-21

完成度がまだ充分とは言えないVer2リリース以降パッタリと表舞台から姿をくらまし、数年間の沈黙を経て去年(だったと思う)辛うじてVer3が開発されたものの、商用アプリへのバンドル配布限定という裏世界のゴミに堕ち果てかけていた(開発に貢献してるわけでもないのにひでぇ言い草だ 笑)本ソフト。なんと、ここに来てまさかのカムバック(大々的なフリー配布)を果たしているではないですか!!(狂喜) やってくれるぜ、ActiveState。ActiveTclのロゴをカエルにした罪は見逃してやる(エラそう 笑)。

えと。何のことだかさっぱり分からない人もいるんじゃないかと思いますので、せっかくですから少し布教をば…。

JAVA(ジャヴァ)ってご存じでしょうか? 同名のプログラミング言語および関連技術・環境の総称です。身近なのは携帯電話用アプリケーションでの利用でしょうか。後、WEBブラウザの表示画面で動作する、プラグインアプリケーション(AcrobatやFlash、WMP、QuickTimeなど)のひとつとしても時々見かけるでしょう(見かけない?)。いわゆる「JAVA Aplet(ジャヴァ アプレット)」というヤツです。ここでは後者の利用形態をイメージしてください。

TclPlugin(ティクルプラグイン)は、スクリプト言語であるTcl/Tk(ティクル・ティーケー:いさな超お薦めの素人対応プログラミングツール 笑)で同様のことを実現するためのブラウザプラグインです。ブラウザ表示画面の一部に間借りして、Tcl/Tkで記述された簡単なプログラムをその都度ダウンロード・実行・GUI表示します(この手の実行形態のプログラムのことを「Aplet(アプレット)」といい、Tcl言語で書かれたものは「Tclet(ティクレット)」という愛称で呼びます)。実行環境としてプラグインが必要であったり、それ自体も必要に応じて簡単な操作でインストール出来る点は他のプラグインアプリケーションと同様です。TcletではJAVAのようにコンパイルの手間無く、簡単手軽に美麗なアプレットを作ることが出来ます。

わたくしいさなはTcl言語の大ファン(というか、今はそれしか使えない……それもろくに使えてなかったりするわけですが 汗)ですので、これは要するに……めちゃくちゃ面白い玩具なのです(笑)。WEBとTclの魅力を更に押し広げてくれるカンフル剤のようなもんですよ。あ〜、なんか久々にわくわくするWEB関連技術だわ(はぁと)。折を見て試作品アップするから、皆さんよろしくねー。

#ただ、現時点ではMozilla系以外(IEとか)での利用に難ありっぽいんだよな…。Mozillaだと楽々なんだけど。


[タレント] 本田美奈子さん、逝去(11/6)

2005-11-18

今年は芸能界からの衝撃的な訃報が目立つ気がする(あくまで個人的な感傷として、ということだが)。年初の羽生未来さんに続き、先日の本田美奈子さんの訃報。彼女が病に伏したことは初期(年初頃?)に耳にし、心から復帰を祈っていた。まさかこれほど早くに結末を迎えるとは……。

実際のところ私は別に羽生さんや本田さんのファンではない。そんな奴が何を、ということではあるが、要するになんとなく好感とか親近感を抱いていたのだ。そういうキャラクターだったのだろうと思う、彼女らは。

本田さんは突然の非運に悔しさを抱いて逝ったという(年齢的に当然だが)。身近でこういうことがあったとき、あるいは自分自身がそういうことになったとき、私はどう考え、何を言うだろうか。

そんなことを考えていると、アニメ「幽遊白書」ED「アンバランスなKISSをして」の歌手、高橋ひろさんの訃報も飛び込んできた。やはりまだお若かったようだ(元TULIPメンバーだったらしいことには驚いた)。いずれも他人事ながら、年末前の心に小さいけれどくっきりと、センチな足跡を記す話題だった。

冥福を祈る。


[アニメ] ……隠れキャラ?(アニメ「絶対少年」)

2005-11-03

第2期横浜編に入ってからの新脇役キャラ、マッキー。うじうじしたキャラの多い本作においてもかなり上位と思える情けない系の役所である彼は、やはり本作で多用されている小道具「携帯電話」をゲームプレイに使っているシーンを見せることでその個性をアピールしている。そのゲーム、どうやら魔女っ子アクションものと見受けられるのだが……ピンクの頭髪、蒼い上着、真っ赤なミニスカート、黄色いブーツ……モモ?(汗)

#姿形は違ってますが。

隠れた注目作品と言っていいだろう(実験的という意味で)、NHK BS2で放映中の本作。横浜編に入ってからは田菜編に比べて、見せ所だったキャラの魅力が相当落ち、残念ながら悪い面ばかり目立つようになったように感じています。惜しいですな。

ひとつには、キャラを通して語られる様々な主張に共感出来ないってのがあります。どのキャラにも共感出来ない、という方が分かりやすいでしょうか(強いていうと、りえぞうが少しマシな感じ?)。田菜編ではそんなこと抜きにして楽しめる要素がいくつかあったのですが、横浜編ではそういうものが見いだせてなくて(つまりそういう点で魅力が減った、ということもあるわけですが)、否が応にもキャラの心理描写に意識を向けざる得ません。なんか、閉塞感があって息苦しいんですよね。田菜編でも同様の閉塞感はあったものの、空間的な開放感とバランスして適度に心地よかったんですがね……。背景舞台が都市部だと、閉塞感ばかりが勝って感じてしまいます。……どうも田舎もんなものでして(汗)。

キャラというと。田菜編では深山姉妹(美紀&美玖)やわっくんが、かーなーり、お気に入りでした。後、「す・か・わ・ら。濁りません!」(笑)。でも残念ながら、横浜編では彼らに匹敵する魅力を感じるキャラがいないのですよね。田菜編から絡んでいるキャラもいまいち。歩君はデザイン的に成長し過ぎでゲンナリだし(苦笑)、美佳姉ぇは何か期待に反してうざい感じだし、麻子さんも謎めいた色気が薄まってるし。須河原晶が、かろうじてまだ魅力を振り撒いてるかな。それでも、田菜編の頃の方が、魅力的だったけど。横浜編では、彼女の嫌いな側面も強く出てるんですよね。リアルで知り合いにいたら嫌だろうな、なんて(笑)。


[アニメ] SoltyRei-ソルティレイ-

2005-11-01

は、ハードスーツ、と、てっぽーですか。なるほど。そういうのもありかも知れませんね。アニメデザインで惚れた者としては、むしろ。

とりあえず1話だけ、観ました。

いやはやそれにしても。村田蓮爾さんとか、谷口悟朗さんとか、そして、園田健一さんとか。おっそろしくインパクトのある名前(特に我々にとっては)がスタッフクレジットに並んでますな、この作品。それだけでお腹いっぱいになるような。に、してはちと、安くない? GONZOらしくもない……いや、前作SPEEDGRAPHERも、安かったことは安かったか。個性は光っていたけれど。今作は…どうでしょうかねぇ…、割と既出の部品を寄せ集めたような印象が無きにしも非ずで(バブルとかさ)、かつ画的にもキャラ的にも設定的にも、まだ光るものは見出せていませんが。2話以降、挽回してくれるのでしょうか。

物足りなさの中で特に気になるのが、キャラですか。主人公二人、全然立ってないんですが? ってか、光ってるのはむしろミランダ&カーシャ? 後はローズあたりに期待か…。デザインは悪くないんですがね(主人公はちと微妙だが)。かつての園田さんに描いてもらいたいようなデザインが並んでるかなー、なんて思ってます。それはそうと、GONZOさん、SPEEDGRAPHERに続いて、オヤジ&小娘ですか。好きなんでしょうか?

あ、そうそう。キャラといえば。キャラクター名も、ちと気になるところではありますね。いつぞやの赤・青・緑の3人娘が主人公を務めていた作品のようなところでも狙ってるんでしょうか。なんだかネーミングに故意が滲んでる気がするですが。後、我々としては、ロイ&ラリーがポイントっすかね?……ラリー、野郎ですけど(笑) キャラ追加するなら、ビーン? メイ? ベッキー?

#セマーリン、とかだったりして…。


[日々の出来事] ツメみがき

2005-10-30

その名のとおり、爪の表面を磨いて光沢を出すコスメ用品です(笑)。いったい磨くだけでどれほどの効果があるものなのか、以前から気になっていたのですが、シャンプー買いに立ち寄ったドラッグストアでふと眼に留まり、つい手を出してしまいました。

帰って早速遊んでみたのですが……面白い、これはささやかに面白いぞ!(笑) 当たり前っちゃー当たり前なのだけれど、磨くだけでちゃんと光沢が出ます。私はいい加減にやったのであちこちキズが残ってますけど。でも、ピカピカです。手触りもツルツルです。いつも曇っている自分の爪とは思えない。……ま、だからといって手がキレイに見えるわけではないのですけどね。奇妙にテカテカしている爪を見ていると、笑えます。

どうだい、貴方も試してみないかね?

#……あれ、なんか、道を踏み外しかけてる?(爆)


[音楽] the Indigo

2005-10-29

秋の新作TVアニメに「アニマル横丁」ってのがある。りぼんコミックを原作とする少女(幼女寄り?)向け作品である。特に注目すべき要素があるわけでもなさそうだけれど、従来枠からの流れでなんとなく観てみた。作品自体は事前予想を覆すこともなく、当たり障りもそつもない妥当な仕上がりといったところだった(大きなお友達にしてみると、似た路線の「学園アリス」などに比べてちと物足りないのだよなー)。が、EDアーティストに眼を見張った。

the Indigo(http://www.the-indigo.com/)。女性ボーカルと作曲担当の2人組ユニットである。メジャーデビューは2000年頃らしい。かなり個性的かつ魅力的な作風のユニットなのだが、いまいちメジャーブレイクし切れていないような気がする(私が知らないだけ?)。角の丸い作風がその一因だろうか。もっと評価されて然るべき、惜しい逸材と思える。

私が彼らを知ったのは恐らくメジャーデビューの頃だったろうと思う。NHK BS2の「新・真夜中の王国」でデビューシングル「Blue」を耳にして以来、同番組や夜ドラなどでふと気になった曲が、高い確率で彼らの手によるものだった。なんと表現すれば良いだろう……女性的でスタイリッシュ、だけど気取らない、気負わない、等身大な、カジュアルな、アンニュイな、ゆるい、マイペースな、でも自分を見失わない、そんな作風が心地よい。身構えて聴くのではなく、昼下がりのティータイムにBGMとして流す、そんな聴き方が丁度いい。そうやって聴いても、ちゃんと言葉(詩)が耳に入ってくる。そんな、不思議な魅力を奏でるユニットだと思う。Jungle Smileあたりと似た路線と言っていいんじゃないかと思うが、尖りまくった彼らとはまた違った魅力をアピールしている。どんばまりはしていないが、1st/2ndアルバムとミニアルバム1枚を持っていて、割とよく聴いている。お気に入りアーティストのひとつである。

そんな彼らがアニメ、それも低学年少女向け作品に楽曲を提供するというのは意外だった(適齢期女性のイメージが強かった)。また彼らの所属レーベルが「GENEON」と標記されていたことにも驚いた。お? GENEONというと、高橋洋子あたりをいつの間にやら単なるアニソン歌手に仕立て上げてしまった胡散臭いレーベルという印象があり、あまりいい印象を持っていない(暴言 単なる先入観ではあるのだが)。そんなところにthe Indigoが……。なるほど、オフィシャルのディスコグラフィーを見てみると、既に過去にも「藍より青し〜縁〜」や「魔法遣いに大切なこと」のEDに楽曲を提供していたらしい。……こ、これは(汗)。な〜んて思ったりしたのは、私が無知なだけだったらしい。GENEONエンターテインメント、前身はパイオニアLDCなのだそうな。なるほど、別にレコード会社を移ったわけではないのだ。少し安心した。

幸いタイアップはアニメに限らず幅広い番組で行われているようだ。独特のゆる〜い世界に磨きをかけて、メジャーブレイクを目指して欲しいものだ。


[楽器] オカリナコミュニティ・オフ会(10/15参加)

2005-10-23

何度か記したように今年はえらく楽器づいてしまっているのだけれど、中でも特に傾倒しているのが、最初に手を出してこのマイブームの火付け役となった「オカリナ」。どこへ出掛けるにも必ず携行するほど(PHSより携行率高し)の入れ込み用です。……決して自身まともな演奏が出来るわけではないのだけれど(汗)。

それほど傾倒している趣味です。ボチボチと関係方面のコミュニティにも首を突っ込み始めたりしていて、差し当たりソーシャルネットワークサービスmixi内のコミュニティを中心に発言参加などさせてもらってます。その中のひとつ、ズバリ「オカリナ・アンサンブル」というコミュのオフ会があり、参加してきました。

場所は西荻窪の喫茶店(なんと貸切)。東京、横浜、岐阜、大阪から男女6名(+α)が、手に手に色とりどりのオカリナ(+リュート!)を持って集まり、談笑したり、互いの楽器を試奏しあったり、合奏したりして、賑やかで楽しいオフ会でした。私などおよびもつかない技量の演奏を聴けたし、参加者は皆個性的だったし。それに何と言っても。こんな機会でなければ一時にお目にかかることなんてまずありえない、本当に多種多様なオカリナを手にしたり試奏したり出来たこと。実に恵まれた環境でした。

私の手持ちはティアーモとナイトの廉価モデル(&プラスチックオカリナ)。対して他の参加者が持ち寄られたのは、定番のアケタはもちろん、森の音、庵、ソルジェンテ、岡崎、アウロスなどなど、そうそうたる品揃え。圧巻。バラエティに富んでいたのはブランドだけじゃない。大きさ(すなわち音域)はペンダントサイズからダチョウの卵大(持ち主は「マンボウ」と呼んでいる)まで。形状は標準型以外に6穴、コカリナ、片手用の他、ハート形や朱鷺、梟などのマスコット形も。材質も、通常の土器製の他、プラスチック製や木製(コカリナだけど)、それになんと、発泡スチロール製まで! いやぁ、なんとも節操のない(爆)。

驚いたのは発泡スチロールオカ。これが意外といい音出すんですよぉ! もちろんちゃんとしたモノには敵わないのだけれど、吹けば飛びそうな軽〜い筺体から出ているとは思えないような豊かな響き。驚きましたねぇ。愛知万博のオカリナイベントでリリースされていたものらしいのですが、幹事さんがネタとして複数持参してきていて、あまりの面白さにひとつ譲ってもらってしまいました(笑)。ま、ピッチ(音程)はかなり目茶苦茶なんで、まともな演奏は難しいんですけどね…。

いろいろ試奏してみた印象では。音は、岡崎オカリナがかなり好みだったなぁ。機会があったら倉敷まで買いに行ってやろうかと思うくらい。色も好き。でも、聞くところによると焼きが硬すぎて吹き口に水分が溜まり、プラオカ同様長時間の演奏に耐えないらしいのだなぁ(途中で音が出なくなる)。サイズも、私にはちと大きすぎるし…。森の音も良かった。大きさや色がいい。音もまずまず。でも、肉厚で重いのだ(汗)。ま、どちらも妥協の範囲かも知れないけれど。ソルジェンテは、音はいいけど形がいまいち。持ちにくい。案外、私には最初に買った安物ティアーモがお似合いなのかもしれないな、なんて、改めて思ったりもしました。

……ってか、楽器云々言う前に、自分の技量上げないとね(汗)。


[自転車] 軽い〜!(感涙)(10/13作業)

2005-10-23

と言っても、車重の話ではない。

今シーズンは結局、ほとんど自転車に乗らなかった。遠出だけでなく、日常的にも……うぅ(涙)。なんなんだこのアクティビティの低さは。……他方面の遊びで手一杯だったからかな(汗)。

そんな中、不在配達の郵便物を引き取りに行く用が生じ、久しぶりに愛車で繰り出すことにした。本当に久しぶりなのでペコペコになっているタイヤに空気を入れる必要がある。そこで、以前物欲買いした携帯エアポンプ(インフレーターと言うらしい)を使ってみた。これが!

軽い。ものすごくポンピングが軽いのだ! 掌サイズのこの筺体でフロアポンプに迫る軽快さ(いや、本当に)。しかもかなり高圧までかけられる。驚いた!

購入後半年も経って今更な話題ではあるのだが、携帯ポンプに過大な期待は寄せていなかった故(出先で使えれば良しと)、この間のエア充填には専ら家庭用フロアポンプを使っていたのだ。でもしかし、今回ばかりは目から鱗が落ちた。こんなに軽快にポンピング出来るなら、もうこれ一本でオールラウンドOKではないか。これまで使っていた製品のあの苦労は一体何だったんだ!?(無骨で無粋なデザインの上に使いにくく重い) 製品によってこんなに違いがあるものなら、もったいながって買い替えを控えたりせず、さっさと乗り換えておけば良かった…。

まー、空気入れなんてそう頻繁に使うもんじゃないけれど、駐輪場が自室からいささか離れている身にとっては携帯ポンプで万事事足りるのは非常に助かる。出先でも心強いし。……これは「久々に走るべし」、かぁ?


[補足] 夏の思い出

2005-10-23

サイトの充実に手が回らなくなって久しい中、このトピックスくらいはボチボチ記して行きたいところなのだが、夏の間(7月以降)、またしばらく間が空いてしまった。

話題が無かったわけではない。むしろ毎週のように記したいことがいろいろありすぎて、まるでおっつかなかったのだ(といっても、時間が無かった、ということではなく、単に気力が回らなかっただけの話だけれど)。今年の夏は、人生の節目となるようなビッグな出来事はまるでなかったけれど、趣味的な話題には事欠かなかった。やりたいことのごく一部しか出来ていないのだけれど、それでもかなり遊んだ夏だったと思う。それも、割と充実感を持って。

気分が後ろ向きのときは遊んでいても充実感が得られない。つまり、遊べない。何年間か、そういう状況に陥って悶々と過ごしてきた。それを思うと、近頃少し吹っ切れてきたのかな、なんて思えている。嬉しいことだ。

いちいちの出来事を事細かに語りたいことしきりなのだけれど、今はまだそれが出来ないでいる。夏の記憶が風化する前に気力が沸いてきたら、一つでも二つでも、記しておければと思っている。


[物欲] 自転車小道具各種(6/25〜7/10購入・物色)

2005-07-11

多摩湖攻めの前日。実はこの日に走ろうかとも思っていたのだが、いつものように昼食を採ると時間は既に夕刻前。流石にこの時間から出発するのはあまりに遅すぎると思え、一日先送ることを決めた。で、空いた時間に、それでもなんとなく自転車に乗りたい気分だったので、買い物に出掛けることにした。といっても何買う計画があったわけじゃない。それで、自転車小物を充実しようなんて、浪費癖全開なことを思い立ってしまった。欲望のままに新宿と池袋の専門店(JOKERとGALLAXY)をハシゴする。続けて翌週も(汗)。

欲しいものはいろいろある。物色して楽しむにはネタに事欠かない。

携帯ポンプ(空気入れ)。もちろんこれまでも持っていたが、旅行に備え差し当たって入手したMTB向けの無骨な代物(私の華奢な愛車には似合わない)なので、ずっと買い替えを狙っていた(愛車に標準付属していたものは随分前に紛失した……というか、たぶん盗られた。今にして思うとあまり入れやすいポンプではなかった気もするが、愛車の真っ赤なフレームに映える白がお気に入りで、残念だった。その後同型は入手出来ずじまい)。長引くMTBブームのあおりでなかなか納得の行くデザインのものに巡り会えないまま今日まで過ごしてきたところ、最近、そこそこ満足出来そうな一品を見つけていたのだ。これはもう思い切ってゲットすることにする。金属光沢仕上げのポケットサイズモデル(その名も「Pocket Rocket」)。ボトルホルダーと共締めしたホルダー取り付ける。愛車にピッタリ、というほどではないが、これまでのものよりはずっと馴染むように思える。ヒップバッグにもすっぽり収まりそうな小ささも魅力。が、その分ポンピングのしやすさが犠牲になっている可能性は高い。こればかりは実際使ってみないとなんとも言えない。携帯ポンプはあくまで一時凌ぎ用なので、ある程度は妥協の範囲だが、はたして……。

サイクルコンピューター。以前誕生日にオンラインの知人がプレゼントしてくれたものを使っていて(そういえばお返しをしてないぞ 爆)、機能的にはそこそこ使えていたのだが、タイヤサイズを直径インチで選ぶことしか出来なかったのが玉にきずで(愛車のタイヤは700Cなので、ジャストサイズが設定出来ない)、いずれ買い替えを、と考えていた。これも、勢いで買ってしまった(爆)。買ったのはCATEYEの割と上位モデルで、タイヤサイズを外周長cm単位で設定出来るのみならず、ワイヤレス&バックライト付きという豪華さ。ワイヤレスはまぁ一長一短の贅沢としても(もちろん配線不在なのは大変ありがたいが)、バックライトは実用上切望していた機能で、今回それを手に入れたのは結構嬉しい。夜間走行中に時間を見れるのがありがたいのだ。さて、このサイクルコンピューターを携えてどれほど走れるか。

ペットボトルホルダー。スポーツ車にドリンクボトルは付き物だ……というか、かつてそれに憧れていた自分がいる。颯爽と走りながらホルダーからボトルを取って給水する。カッコイイじゃないか。が、実のところ経験を重ねてみると、国内を旅行している限りにおいていうならば、これはあまりスマートなやり方ではない気がする。というのも、国内旅行における補給拠点というのは往々にして、コンビニであったり、自販機であったり、スーパーであったりするわけだ。純粋に「飲用水」を補給するようなシチュエーションはむしろ特殊だろう。そういうところで買う飲料品は、やはり往々にしてペットボトル入りだったりする。500mlサイズが扱いやすくて便利だ。そのまま水筒にさえなりえるこの便利な容器から、保温・保冷機能等も備えない自転車専用のドリンクボトルにわざわざ移し替えるなんてのはナンセンスと言わざるを得ない。そのままボトルホルダーに突っ込んで走りたい。この500mlペットボトル、通常のボトルホルダーでも収まるには収まるし、ボトルカバーを付ければジャストサイズにはなるのだが、裸のままだとホールドがゆるゆるで、自転車が跳ねたときなど時々ホルダーから飛び出したりする。ので、専用サイズのホルダーが欲しかったのだ。通常のボトルホルダーと併せて二刀流。しばらくこれでいってみようかと思っている(見た目いささか仰々しくなるのが悲しいが…)。

バックミラー。独りで走っている分には問題ないのだが、複数人で走る場合、後方走者の状況が分からないのがもどかしい。最近、そうやって複数人で走るような可能性が出てきたので(実際にはほとんど実現出来ていないが)、バックミラーなどあれば少しは改善されるかもしれないと考え、試しに買ってみた。結果は、さっぱりだった。当たり前の話だが、後方を視認しようと思うとそれなりの位置にミラーを取り付ける必要がある。この「それなりの位置」がやっかいなのだ。要するにある程度外側に取り付けることになるわけだが、そんなものがあると邪魔で走りにくいったらありゃしない(ほんの5cmほどのものでも)。何かの拍子にどこかへぶつけてしまいそうで怖い。この違和感は想像以上のものだった。自転車の場合、ハンドル幅より外側に物を付けるというのは現実的ではない気がする。この買い物は失敗だった。

サイクルスタンド。日常用のスタンドではなく、整備の際などに後輪ハブを支点に持ち上げて後輪を浮かせるためのもの。長らく放置したままのディレラー周りを少し触ってみたくって購入した。思っていたよりも安価なものだった(買ったのは最安クラスのもので、1200円ほど)。以前からどうもチェーンがどこかに当たっているようなのだ。まずはその原因を追跡したい。

サドル。長年の使用で現用のサドルは随分痛んできた。度重なる転倒などもあって、ところどころ破れて中のスポンジが見えていたりする。実用上はまだ何も問題はないのだが、いずれは換装かな、と思って以前から物色している。たかがサドル、されどサドル。直接体に触れて乗り手の体重を支え乗り心地を左右するサドル。特に長距離行ともなるとその乗り心地が疲れにも大きく影響するとあって、いざ選ぶとなるとこれがなかなか悩ましい。普段は愛用のサドルに慣れてしまっているものだから、自分に合ったものを選ぶ目も知識も養えておらず、何を基準に選べばいいのかさっぱり分からない。今回はとりあえず、店頭商品の種類や相場をリサーチするに止めることにした。ネットなどで改めて情報収集し、また再挑戦しようと思う。

サイドバッグ。元々長距離行に憧れて自転車に乗り出した口である。付き物のサイドバッグに当初から憧れていたが、当時の自分にとってはあまりに高価な代物で手も足も出なかった。フロントバッグが精一杯だった。まがりなりにも社会人となった今、自分の稼ぎでそれに手が出るようになってしまった。……一抹の悲しさを感じてしまったりもするのだが、それはともかく、憧れに手が届くというのはやはり嬉しいのである。実用上においても重心を低く出来るサイドバッグはやはり欲しかったのだ。これまで旅を重ねてきたが荷物の積載は毎度の課題だった。そろそろ、考えてもいいんじゃないかと。……いつまで長距離行を続けられるか分からないけれど(爆)。これも今回はまだ物色だけ。リサーチ前は「キャリアの変更も必要なのかな?」とか思っていたのだけれど、お店の人に相談してみると今のキャリアで全然問題ないらしい。というか、むしろ完璧らしい。すごいぞ、愛車! キャリアだけではない。今回いろいろリサーチしてみて、何も分からない頃に選んだ愛車が案外ちゃんとしてることを再認識した。惚れ直した。この辺りの話はいずれどこかで語りたい。

工具。手持ちの工具がちょっと不足な感じ(スパナの径が不足している)なので、補完しようと思った。思わず無駄な買い物もしてしまった(汗)。まぁでも、なんとなく自分流の工具セット像が見えてきた気がする。もう後一歩、かな。

ネジ類。長年の使用……というか、ろくに掃除もしてやらず、前の住居で屋外放置してしまっていたために、愛車はあちこち錆びまくってしまっている。特にネジ類は鉄のモノがところどころあって、相当やられていた。輪行の際などにいやらしいので、これを出来る限りステンレス製にとっかえてしまうことにした。一昨年の旅ではあちこちのネジがはずれまくったトラブルもあった。増し締めも兼ねて。要所要所が奇麗になると気持ちいい。ただ一点。前ブレーキ左側の留めネジを一杯に締めると、ブレーキが固まってしまう(愛車のブレーキはカンチ式)。何故だ? これには困った。次回もう一度調整を試みようと思うが、直るかなぁ……。


[自転車] 多摩湖・西武球場(6/26)

2005-06-29

久しぶりに、実に久しぶりに、少し走ってきた。もしかすると半年以上ぶりになるんじゃないだろうか?……凹むな(汗)。

走ったと言っても往復60kmほどの、街乗りに毛が生えた程度の行程だ。とはいえ50kmを越えると少し走った気分になれる。久々に、思い立ったままに出掛けるのには頃合いの距離だろう。行き先は多摩湖畔、西武球場。渡辺美里ファンの聖地たるこの場所を、一度自分の足で訪ねてみたかった。V20が終わる前に。後、地図にひたすら真直ぐ描かれている「多摩自転車道」を端まで走ってみたかった。去年から考えていた行程ながら諸般の事情でなかなか挑戦できずにいた。実は先月に一度アタックを試みたのだけれど、途中で豪雨に見舞われてあえなく引き返してきた(無計画なのだ)。今回はリターンマッチ。流石に今回は完走できた。

多摩自転車道はやはり真直ぐだった。自転車道だけに、いるのは自転車と歩行者だけ。細くはあるが邪魔でやかましい動力車に煩わされず済むのはなんといってもありがたい。だがしかし、そんな快適な道にも難儀はある。いや、わざわざ難儀が設けられている。一般道と交わるところに必ず、バリケードが設けられているのだ。車避けにしてはガードが堅い。恐らくは自転車の直進を阻止するためのものだろう。確かに、快適な自転車道を直進している自転車がそういうところに減速せず突っ込む恐れは大いにある。かくいう私も。それは分かる。のだけれど、そうは言ってもこのバリケードはいただけない、と私は思う。むしろ怖い。とても夜になんて走れないと思う。お役所様、なんとかならんもんでしょうか…。

出発したのは、朝6時半だった。私のサイクリングとしては異常な早さだ。別に気合を入れて早起きしたわけではない。ただ、眠れなかったのだ(爆)。徹夜というわけでもないが、床の中で何故か眠りに落ちることが出来ないまま朝を迎えてしまった。そんなわけでいまいちスッキリしない状態のまま、それでもせっかくの好天に計画をキャンセルするのももったいないので、仕方なくそんな時間に部屋を出た。元々はいつものように昼過ぎに発つつもりだった行程だ。出発が早まった分、これまた異常に早く目的地に着いてしまった。8時半頃だったろうか。……いつもの休日ならこの時間でも私的には早朝である。思わずやるせなさを感じてしまった(爆)。

前述のとおり、目的地は西武球場だ。ここで毎年、恒例の夏祭りが歴史を重ねてきた。そして今年、20年の節目に千秋楽を迎える。私は数年前から参加している(去年は参加できなかったが)。今年もまた燃焼する予定だ。目の前には物言わぬドーム。数年前、初めてこの地に立った時の興奮が甦ってくる思いがした。

ここまでの距離がおよそ33km。ただ着いた時間が早いというだけでなく、距離の見通しもあって平均速度もいつもよりかなり速くなっている。快調といっていい。が、体の方はこの時点で早くも警鐘を鳴らし始めていた。こんな距離で悲鳴を上げるとは、いくらブランクが長かったとはいえあまりに情けない。悲しいかな、年齢を感じずにはいられない。ひとつ救いを求めるならば、やはり前夜の不眠が思い当たる。事実、相当眠かった(危ないな 笑)。明らかに体が休息をとりたがっていた。しばらく仮眠しようかとも思ったが、せっかくこんな時間に折り返し地点にたどり着いたのだ。逆にさっさと帰って午後の時間をまた別の目的に使いたい、などというバカな思いに駆られ、重い体に鞭打って帰途につくことにした。

所沢で航空記念公園なるところに立ち寄り、公園探訪や展示見学も含めてここで少し長い(1時間強?)休憩を採った(およそ40km地点)。ゆったりしていてなかなか良い公園だった。航空機関連の展示も結構充実していて楽しめた。馬力があればまた訪ねてみてもいいかも知れない。

帰途は所沢街道から新青梅街道を通り、何事もなくあっさりと帰着してしまった。航空記念公園からは途中休憩も採らず、到着時刻は12時過ぎ。早い、早すぎる。一日費やすつもりだったのに、午前中でことを終えてしまった(笑)。

とりあえず、これが今シーズンの走り初め。あまり熱心なサイクリストとは言えない私だが、さて、今年はどことどこに行けるだろうか。


[音源] 今月の入荷品(6/3購入)

2005-06-23

新居昭乃ん。半アニソン歌手とも言えそうな彼女。以前からその幽玄な音作りには魅せられるところがあって、「手を出すとヤバいかも…」と半ば意識的に控えていたのだけれど、谷山さんとか遊佐未森さんとか、ある種の類似嗜好をキーにした小さなオンライン(mixi)コミュニティをきっかけに今更ながらアルバム聴きしてみることにしたのです。「空の森」は90年代後期にリリースされたらしいベストアルバムで、OVAのロードス島戦記やマクロスプラスでOP/EDとして印象的に使われた楽曲が含まれていました。どちらもかなり好きな部類で、嬉しい限りです。他の楽曲も好みのものが多いですね。やはり良い音作りをなさいます。曲調のバラエティはやや乏しい感じもしますが、一曲一曲はそれなりに個性を備えています。ただ、神々しい音作りの副作用でもあるでしょうか、詞の力は弱いように思えます(もちろん日本語歌詞しか分かりませんが)。ほとんど引っ掛かることなくサラッと抜けて行くのがちょっと物足りないですかね、せっかく雄大な音楽世界を展開しているのに。歌声は素晴らしいですね。美しく澄んでいて、神々しい艶めかしさと、どこか不安定で壊れそうな、少女のような愛らしさを併せ持った幻想的なテイストです。90年代後半ということは、それでも「美しい星」(アニメ「ウィンダリア」より)からは10年程経っているのだけれど、その初々しい愛らしさが失われていないのは驚きです。とにかくやはり、当初の予想どおりかなりツボなアーティストであることは間違いありません。いろんなアルバム聴いてみたくもなってきてます。危険ですね(笑)。まーでもどうだろう、歌詞が弱いこともあるし、谷山さんに満足してる現状を突き破るほどにははまらないかなー、という気もする。ともあれ、楽しめるアーティストが一組増えたのは間違いありません。

美里っちゃんのはうたの木seasonsのシリーズ3作目。過去の2枚(冬&春)は個性を欠いた媚びた印象であまり好きじゃないんですが、今作はまぁまぁ、でしょうか。やはり美里の歌声は夏イメージの曲にこそだなぁ、と改めて思ったりしました。アレンジを変えた「夏が来た!」も、やはりオリジナルアレンジの記憶が体中に染み込んでしまっているので微妙に違和感とか物足りなさを感じたりはしてしまうけれども、そんな中にもリミックスならではの良さは感じられる。少なくとも音の厚さは新アレンジの方が上と感じることができました。オリジナルに負けない熱さがある、って感じかな。童謡やカバーの曲も、つまり「美里の夏」で心地よいです。ヘビーローテするほどの一枚ではないけれど、まずまず、ですかね。

川嶋さんのは、テレビゲーム「シャイニング・フォース ネオ」TVCFタイアップ曲「絶望と希望」が収録されている、たぶん最近のアルバムなんでしょうねぇ。以前このトピックスでお話ししたようなご縁があったこともあり、一枚聴いてみるか、というくらいの気持ちでゲットしました。カラオケのレパートリーに出来たらいいかな、とか(笑)。イメージどおりのガールズポップで、ま、悪くはないです。でもやっぱちょと物足りないかな…。声、歌い口の情感、旋律、歌詞、編曲など、どれも魅力がないことはないのだけれど、飛び抜けたものもまだ感じられないのですよね。当たり障りのない感じ。これからの成長に期待、でしょうか。


[日常の話題] ジャンクメール

2005-06-12

世間人様並、なのだろうか。うちにも日々相当量のジャンクメールが届く。一応プロバイダーのフィルタリング機能など使っていても、毎日10通以上が受信箱に紛れ込む。まっとうなメールは一日当たりせいぜい2〜3通か、全く届かない日も多いというのに。主にこのサイトの存在故なのだろう。以前サイト休止していた時期にはほとんど届かなくなっていたから。余計なところでだけは訴求力を発揮してくれやがる。

うちの受信箱に届くジャンクメールは、国内からのエロ出会い系とエロコンテンツ系、海外からの違法コピーソフト系が多い。以前は国内外からの薬物系(バイアグラとか)も多かったが、何故か最近はあまり来なくなったな? 大半はただ宣伝文句を並べ立てた(それはそれで楽しめたりするときもあるが、多くの場合は)邪魔でうざいだけの代物だ。が、中に時々、妙に工夫をこらしたものが送られてくることがある。そのアイデアや努力にはしばしば感心させられ、結構楽しかったりする。

ジャンクメールで、宛先間違いや個人メールを装うような手口が多用されるようになってからはもう随分になる。が、先だって送られて来たものはそれがつじつまの合った連作ものになっていて目を見張った。送り主は女性名の個人という形を取っていて、まずは宛先間違いを装った「ストーカー行為やめてよ!」という主旨のものに始まり、翌日にはそれが間違いメールであったことを詫びる短いメールが(ストーカーが私のメアドを騙っていた、とか何とか)。当然放置していると、2〜3日後に改めて言い訳付きでのお詫びメールが届き、さらに数日後「これも縁。会ってみたい。今のメアドはストーカー対策に破棄するから、次の出会いサイトで私を探して欲しい」と……。もとより無茶のある中で、それでも一応話の筋を通そうとしている。それもじっくり時間をかけて。なかなか面白いマスタリングじゃないか。

様々な手口の集大成ともいうべき凝ったシナリオもさることながら、何よりも驚かされるのはその的確なシステム管理だ。誤爆、だろうか。最初の一通こそ一日置いて重複配信されてきたものの、その後のメールはしっかり一通ずつ、見事にタイミング管理して送られてきている。つまり、配信先のメアド毎に時々刻々の配信状況を管理するシステムが組まれている、あるいは誰かがそれをやっている、ということなのだろう。案内メールをただ大量配信するだけの単純なジャンクメールとは一線を画していると思える。この涙ぐましい努力! 敬意に値するではないか。もっとも、願わくばその努力、お互い有益な方向に向けて欲しいところではあるのだが…。

あるいは放送広告のように、ジャンクメールといえどもブラッシュアップされたものにはいずれある種の文化的価値が見いだされて来るのかもしれない。そうは言ってもジャンクメール送信業者の皆さん、ゴミ掃除が大変だからやめてね。


[楽器] 小物諸々(4月購入)

2005-05-10

まだ増えてます(爆)。流石に大物は当分打ち止めの方向ですが(でないともたない…)、小物がまぁいろいろと…。その後仲間入りした鳴り物類はこ〜んな感じで。

主にパーカッション類ですね……最後に楽器じゃねーのも並んでますが(笑)。

コカリナってのは、こういうの→http://www.kocarina.net/。手のひらにすっぽり収まるくらいの木の笛で、いわば木のオカリナとでもいうようなものですかね。前から気になってたんですが、ソーシャルネットワーキングサービスmixiでコミュニティを見つけて登録してしまった勢いで買ってしまいました。小さく軽く手軽なのがとても良いのですが、音域が狭いんですよね。なので入門向けのソプラノモデルではなくいきなり子持ちタイプWを選んだんですけど、それでも一般的な12穴のオカリナにも及ばない。ちと弱いですな。音もね。綺麗なんだけど、サイズや材質に見合った甲高く軽い音で、演奏を聴くにはちと耳障りな感が否めない。ソプラノC調オカリナで木製のもこんな感じなのかな、たぶん。いっちょ前に結構なお値段(普及モデルのオカリナより高い)にはちょっと見合わないかもしれません。ま、時折楽しみたいと思います。ちなみに、コカリナ購入時に同梱されている布袋は和歌山・新宮の施設で作られたものだそうです。わざわざメモ書きが添えられてます。

次にティンホイッスル。これ→http://www.helga.jp/。手頃なサイズの金属管に適当に穴を空けてプラスチックの吹き口をつけました、といったふうの、どっからどう見てもオモチャな代物。お値段も見た目相応です。が、これが実はアイリッシュ音楽に欠かせないれっきとした民族楽器で、国内外に熱心な多くの愛好家がいるらしいのです。ネットで知り、驚いて早速買いに走りました(以前から店頭で気にはなっていたのです)。いざ音を出してみるとこれがまた面白い! たった6つしか穴がないのに、いっちょ前に一通りの音階が、それも3オクターブ近くの音域にわたって奏でられる。運指も簡単。オクターブは息の強さで変えるのだけれど、これも一応音を出すだけなら簡単。綺麗に安定に演奏しようとすると難しいところもありそうだけれど、なんとなくメロディっぽいものを追っかけるくらいならすぐOKです。とにかく遊び始めるのにこんな手軽な楽器はないですね。軽くも丈夫でもあって、持ち歩けるし。音もね。クセはあるけれど、悪くはないですよ。遊び心のある音色で、これはこれで心地よいと思えます。ある意味最強の楽器かも知れません。すっかり気に入ってしまいました(まだほとんど練習してませんが)。

続いてスライドホイッスル→http://www.rakuten.co.jp/otanigakki/481935/507956/。穴とかはなくって、トロンボーンのようにスライド式にパイプの長さを変化させて音程を変えます。スライドホイッスルにもいろいろあるようですけど、私が買ったのはもう完全にオモチャ(値段も数百円)。なのですが、それはそれなりに安っぽい音がまたいい味出してて結構聞けます。リコーダーとかよりずっと聞きやすいです。連続変化する音程が面白く、そのくせ意外とピッチも探りやすい。音域も結構広く、慣れると案外まともに演奏出来たりするのかも知れません。これもかなり気に入りました。もちろん手軽やしねぇ。おいおい練習してみようかと思ってます。

サンバホイッスルはその名のとおりサンバのリズムでピーピリッピッピピー!ってやつ(笑)。たまごシェーカーは卵形のパーカッション(マラカスみたいの)。そうそう活躍するシーンはないでしょうが、お祭り騒ぎするときとか使ってみたいな。大カラオケ大会とかさ。

バードコールは、木と金属を擦りあわせて小鳥のさえずりっぽいキィキィ音を奏でるパーカッション…というかオモチャです。楽器店でも扱ってんですが、これだけは東急ハンズで、以前から狙っていたキーアクセサリータイプのものを買いました。これです→http://www.rakuten.co.jp/highsteps/102934/105251/104124/。扱いが下手だからでしょうか、とても小鳥のさえずりには聞こえません。まぁなんとも使えん代物ですが(笑)、楽しくはあります。愛用のヒップザックにぶら下げて、時々鳴らして和んでます。

最後に練習用マウスピース。その名のとおり、プラスチックでできた練習用のマウスピース。トランペットタイプのを買いました。お安いのですよ(300円ほど)。ペット吹きの真似事をして遊ぶのに丁度いい。ポケットトランペットを買う前にこいつに出会いたかった!(笑) ま、実際楽器を鳴らせたほうが俄然楽しいですけどね。軽くて手軽なので適当に鞄の中に放り込んでおいて、気が向いたら取り出してブーブーやってます。楽器じゃないですけど、音が出ると言う意味ではこれ単体でも遊べます。

随分と増えてきましたが、まだ気になってるものはあるのですよね。カスタネットとか、パンデイロとか。我ながらちょっと病気ですね…。


[ホームタウン] 貴志川線引継ぎ運営会社決定

2005-05-01

長らく関わりを断ち逃避したままの私が今更取り上げるのはかえって申し訳なくはありますが。

ひとまず当面の枠組みが定まったようです。まだまだ決して予断を許さぬ状況に変わりありませんが、ともあれ安堵の心持ちを禁じ得ません。

秋以降の運営を引き受けてくださったのは岡山電気軌道さんだそうで。まずは鉄道運営経験のある企業さんに決まったのは心強いところです。これまで地域とはあまり縁のない(けど音読ではよく間違われる)岡山の企業さんということで、複雑な気持ちがないと言えば嘘になりますが、今はただただ心から感謝したい。

運営会社が決まったとはいえ、まだまだ危機を脱した訳じゃありません。今のままでは赤字続きで早晩経営は破綻する。引き続き収益体質改善への取り組みが求められます。差し伸べられた救いの手に報いる意味でも、岡山電気軌道さんと良い共同体関係を築いていければいいですね。


[音源] WINDS「ウインズBEST」(4/22購入)

2005-04-30

珍しく銀座の方に用があり少し時間にも余裕があったので久しぶりに立ち寄った和歌山県アンテナショップ「わかやま喜集館」(有楽町東京交通会館内)で発見。機会なので一枚保護してきました。

ご存知の方は希少でしょうね(笑)。w-inds.じゃないですよ? 和歌山土着の男性デュオです(メンバー数は紆余曲折あったようですが)。「一発逆転」というグループ名でリリースしたデビュー曲「キンキのおまけ」が近畿圏でプチヒットして一躍ローカル有名人となりました。もう随分前の話です。その後グループ名をWINDSに改名し(ネーミングはw-inds.よりも先)、近畿を拠点とする大手家電量販店ジョーシン(上新電気)のイメージソングを担当するなど、細々とながら地道に、今でも活動を続けています。和歌山のような地域を足場にこれだけ長く音楽活動を続けているというのは本当に並々ならぬことと感心せずにはおれません。県域ローカルテレビ局(テレビ和歌山)の番組にレギュラー出演してすっかりお茶の間に馴染みの顔となっているなど、ある意味地域の英雄といっていいんじゃないかと思ってます。

ただまぁ音楽活動自体はやはりインディーズに近いもので、私もこれまでちゃんと音源を入手して聴いたことはありませんでした。一度聴いてみたいとは思ってたんですがね。わざわざ求めに行くほどのモチベーションもなくて…。で、たまたま見かけた機会に、というわけです。喜集館もたまには気の利いたもの置いてくれるじゃないですか。

「キンキのおまけ」は残念ながらこのアルバムに入ってません。でもジョーシンの曲は入ってて、懐かしく楽しみました。曲調はフォーク・ロック? 特別好きな路線ではないし、ありきたりな感じではありますが(酷)、流石それなりに聴けなくはありません。ぶんだら節(地元の盆踊り曲)ウインズVer.とか、笑えますね。ジャケットの曲目リストなど見るとジョーシン以外にもいくつもタイアップ曲が並んでいて、活躍の一端を垣間見ることができます。

……むぅ、しかし入ってないとなるとかえって聴きたくなってきたぞ、「キンキのおまけ」。もしかして罠にはまったか…。


[楽器] フルート YAMAHA YFL-211PS2(4/16購入)

2005-04-18

とうとう痺れを切らしてしまいました。

やっぱ手元に物が無いとイメージすら始まんないんですよ。で、ここまで来ると流石にもうかなり自滅気味ですが、もう一歩アホを進行させる決心をしました。

奥さん、ご存じでしたか? フルートって、バイオリンやトランペットに比べていささかお値が張るのですよ(サックスよりは安いけど)。玩具にはちとキツイんですよねー。私なんて別にどこの演奏会に出る訳じゃなし、楽器としての基準を満たしていればそれなりでいいんですけど、調律が狂っていたりあまりに酷いとそれこそ玩具にもならず泣くに泣けないことになりますから、どのあたりで手を打つかが悩ましいところです。楽器の善し悪しを見極める鑑定眼なんて持ってるわけないし(そもそも試奏するほどまともに音出せない)。それで、流石にハズレはないと聞くYAMAHAの廉価モデル(下から二番目の)に腹を決めました。それだけ予算で悩んでおきながら、買ったのはショルダーケースとかが抱きあわされたセットモデル。よく立ち寄る楽器店で買ったんですが、単体モデルが店頭在庫なかったんですよね。思い立ったが吉日で、日をおくとまた萎えるよな気がしたので、「いいや、おまけ付いてるし」と思い切ってしまいました。後で冷静に考えてみたら、あまり有用なおまけは無かったような気がする…。10kくらい無駄にしたかも(汗)。

持ち帰って早速試してみました。先に入手したトランペットと違って音は出せます。でも不安定っすね。フルートならではの澄んだ音色とは程遠いです。持ち方もよくわかんなくて、楽器のホールドもままならないし。道程は遠そうですね(笑)。ま、でも、これで気が向いたときいつでも挑戦出来るようになりました。せいぜい楽しみたいと思います(手軽さで言うとやっぱファイフが…って気分にはなるけれど)。

ちなみにトランペットの方はというと。取り扱いが面倒でたまにしか挑戦しないため、いまだまともに音出せません。……3週間経ってんですけどね(笑)。普通は数日程度で一応吹けるようになるらしいですな。まぁ毎日頑張ってたらもちょっと歩みも早いんでしょうが、音が出ないんじゃモチベーションも低くってさぁ。が、流石に少しは改善の兆しが見えてきました。昨日はドレミファソラシドっぽい(まだあくまで「っぽい」がつく 笑)音を出すことに初めて成功しました。やったよ〜。めっちゃ不安定だしピッチ狂いまくってるけどねー。ただ……どうにか1オクターブ上のソくらいまでは見込みありそうなんやけどさ、そっから上は出ないよ、無理だよ、あれは…。やーっぱ素人の独学は難しいのかなー。

(2005/4/30追記)

嘘つきました。トランペットで上のソはまだ全然出ません(汗)。ファが関の山。それもきったねーの(笑)。とりあえず音自体は少しずつ出しやすくなってきてますが…。


[日々の出来事] 桜

2005-04-10

シーズン真っ只中です。絶好のお花見日和ということで、昨日の土曜日は春の風を感じに久しぶりにちょろっと自転車で繰り出してみました(「逃避」とも言います 爆)。(ちなみに今日も好天で、電車でやはり出かけたのですが、行き先は相当不健康なところでした。さて、どこでしょう?爆)

相変わらずやる気なしなしモードが続いていて、起床は昼過ぎ。実家からの「天気いいぞ、桜見に行ってこい」というありがたい電話でたたき起こされました(笑)。や、そのつもりはあったんだけどさ…。んな時間からの出発ですからあんまり大した距離は稼げないのですが、せっかくの好天なのでちょっと欲張ってコース取りしてみました。実家から推薦された千鳥が淵(テレビで見事な空撮映像が流れていたらしい)と、元々狙いを定めていた小金井公園周辺(昨夏のポタで知った玉川上水沿いの桜並木を見たかった)をハシゴします。

出発して程なく、中野駅から新井薬師を通って延びている道を通りました。見事な桜並木です。もうこれだけで満腹になってしまいそうなほど。哲学堂公園辺りにも花が咲き乱れていて、相応に人が込み合ってます。すぐ近くでこれだけ綺麗な桜が見れるのだから、名所に出向けばどれほど楽しめるか。楽しみです。

で、まず乗り込んだ千鳥が渕方面ですが……行くんじゃなかった(涙)。流石この辺りは名所なんですねー。人、ヒト、ひと! 九段下の交差点から靖国神社側は歩道に人が溢れんばかりです。「こりゃいかん…とりあえず車道側からさらっと眺めるだけにしよう」と走りかけると、お巡りさんが「歩道に上がれ」というではないですか。いいんですね、本当にいいんですね? この人ごみの歩道に自転車で乗り込んで? 仕方なく指示に従うも程なく事態は予想通りに。人ですらろくに動けない込み具合。いわんや自転車連れをや。自分自身にっちもさっちも閉口してしまうのはもちろんのこと、周りの歩行者の皆さんも頭にきたでしょうねー…。お互い迷惑なのは当然の帰結でしょうな。10m程進んだところでどうにも痺れを切らして近くのお巡りさんに訴え出、車道に逃げさせてもらいました。いいのですよ私は、進行方向に進めさえすれば。最早眺めなんて諦めてんだから。ようやく人ごみからエスケープして九段上〜千鳥が渕方向へ流します。ちらと歩道側(お堀側)を見ましたが、九段周辺が少し色気づいてたかな、ってくらいで、後は大して見ごたえのある桜は見受けられませんでした。戦没者墓苑とか、中のほうへ入っていかないといい風景はないのかもね。でもあの人ごみに揉まれてまでそれを見に行きたいとは思わないなー。

皇居の西側を走るのは実は初めてで、せっかくなので国立劇場から最高裁判所、国会図書館前辺りをひやかして、Tokyo FMの社屋も拝んで、半蔵門から新宿川へ離脱しました。新宿ではJokerというチャリンコ屋でちょっと油を売って、青梅街道、井の頭通りを経ていざ小金井へ。

小金井公園周辺に着く頃にはすっかり日も暮れていて、あまり見通しが良くなかったというのもあるでしょうが、それにしても玉川上水沿いの桜並木は期待に応えてくれるものではなかったような気がします。あれなら実家近くの用水路沿いの方が綺麗だぞ(爆)。あの通りはむしろ初夏の方が気持ちいいかもしれないなー。ガッカリしながらも気を取り直して小金井公園に立ち寄りました。案の定公園内はドンちゃん騒ぎ。桜もそこそこ見ごたえを感じる程度には咲き誇っています。やっと花見した気分になりました。ゆっくりしたかったのですが、シートを持ってなかったのでいまいち落ち着く場所を見出せず、また時間も遅くなっていましたので適当に切り上げて帰途に着きました。

帰り道、前々から気になっている「多摩湖自転車道」の一部を通ってみました。地図で見ると小金井から多摩湖方面へ一直線に描かれている自転車道。どんな道が整備されているのか一度見ておきたかったので。自転車道は、想像以上によく整備されたものでした。車道に併走するものではなく、自転車と歩行者しか通れない本当に「自転車道」です(つまり細い)。この道沿いも桜並木になっていて、実は玉川上水沿いよりも綺麗でした。さっさとこっちに来ればよかった…。ただ、やはりお役所のすることですね。自転車道っつーと必ず車道と交差するところにバリケードを設けてある。自転車はそれをよけて走れるようには出来てないのですよ。分かる? 「止まりなさいよ」ってことなんでしょうけどね。かえって危ないっすよ、あれ。ストレス溜まるし。この道が快適と思えるかどうかは、その時の精神的余裕に左右されそうな気がするなぁ…。

途中で晩飯食って、帰着したのは21時半頃。およそ7時間半の行程でした。一応つけて走ったサイクルメーターを見ると、表示されている走行距離は約60km。……え、たったそんだけっすか? 結構疲れてんですけど(汗)。日帰りなのに10km/hすら出てないじゃん! ま、メーターの精度はありませんけどね。そんなにずれてもない…というか、むしろ長めに表示されてるんじゃないかと思ってるので、結構ショックです。二年位前から「ペースが落ちてるなぁ」とは思ってましたが、まさかここまでとは……。歳、ですかねぇ(涙)。今シーズン、少しは回復したいなぁ。

帰ったはいいですが、どうも考えてみると、千鳥が渕よりも小金井よりも、出発直後に見た中野の桜が一番綺麗だったように思えます。それを拝めるのはこの土日だけ。やはり見ておくしかないでしょう。近場なので自転車は置いておいて、徒歩で夜の散歩に出かけました。案の定、夜でも通りの桜は見事なもんです。新井薬師公園では派手に宴会が繰り広げられています。楽しげでいいですねー(私は独りやっちゅーに…涙)。ま、でも、今年の桜はこれで充分堪能しましたね。(で、そのまま野外でチャットしてたり…笑。もちょっとアウトドア装備整えてのんびりすりゃ良かったな。)

そうそう。おおしまさん宛私信。走行中、思いがけず「和田サイクル」に遭遇しましたよ。予想外にまともに表通り沿いでした。


[漫画] 帰ってきた あろひろし

2005-04-05

実は私さほど漫画な人ではなくて、近頃はせいぜいコンビニで4コマ系の雑誌を買ったりするくらい。それも時々。

昨日も一冊買ってきました(まんがタイムジャンボっての。その都度絵や作家で選んでるから、雑誌名はあまり重要ではない)。まだ読んでないのですが、パラパラ〜と頁を繰っているといたくノスタルジーを刺激する絵柄に出くわしました。あろひろしさん。こ〜んなとこに描くようになったんですねぇ。

あろさんというと、ワニの自画像と、優&魅衣と、ルナ・ヴァルガー(私にとっては)。結構影響を受けた作家さんだったりします(さほど追っかけてはいませんが)。メジャーで受け入れられにくくなってきたある時期からすっかり色物路線オンリーになってしまって寂しかったのですが(元々彼の路線はそういうのを含んでいるのだけれど、もう一つの持ち味であるナンセンスギャグとのバランスが好きだったからなー)、再び表の世界で仕事をするようになったってのは嬉しいな(私が知らなかっただけか?)。

それにしてもあろさん、相変わらず絵は歪んでるなぁ(笑)。画風は好きなんだけどさ。


[アニメ] 声優萌え?

2005-04-02

[楽器] ポケットトランペット「マルカート STP-200GL」(3/26購入)

2005-04-01

つい…(これ→http://www.alfordwinds.com/p/brass/poketora-mar.html)。

紙製の練習ミュートを付けて税込44k円なり。音、出せません(涙)。俺、アホですか?……アホですね(あぅ)。

本当はマウスピースだけで良かったんですがね…。はたしてこのポケトラ、それなりに活躍できる日はくるのでしょうか? 今の感触ではいつまでたっても音が出るようになりそにないんですけど(爆)。トランペット習いに行くつもりはないしなぁ…。

通販は嫌だったのでお茶の水の下倉楽器(このお店の独自ブランド品らしい)に足を運んだんですが、お茶の水って楽器の街だったんですねぇ。たくさんの楽器店が林立していて驚きました。


[楽器] トランペット&バイオリン&フルート初体験(3/22〜25)

2005-03-30

楽器への傾倒はとどまるところを知らず。ちょいと本格的な楽器も試してみるべ?って。

まずはトランペット(ポケットトランペット)とバイオリンを、楽器屋さんで試奏させてもらった。本当はタンバリン(というかパンデイロ)目当てで足を運んだんだけど、機会に恵まれたのでそっちは棚上げする。どちらももちろんまともに奏でられるはずがないけれど、全く音が出ないかというとそうでもない(酷くはあるけど)。あ、ちょっと楽しいかも(笑)。特にバイオリンは動きさえ真似ればそれらしい音で鳴ってくれる。驚くほど簡単に。もっともちゃんと音階奏でるのは大変なんだろうけどね。店員さんいわく、楽器って鳴らす難しさはあまり問題ではなくって、本当に難しいのは演奏表現なんだって。高尚すぎて私にはまだ理解出来ないけれど。そういう意味ではどんな楽器も皆奥が深いんだそうだ。へぇ、じゃ、オカリナでもいいのかなぁ(笑)。初めてこれらの楽器に触れてみて、なるほど面白いな、とは思った。でも微妙に好みをはずしてる気もする。

次に、音楽教室の無料体験でフルートに触れてみた。ファイフと悪戦苦闘してきた成果あって割と簡単に音は出た。でも先生の指導で吹き方を修正すると音が出なくなる(涙)。やはり正しい吹き方は身についていないらしい。どうにか音が出ても不安定で、演奏には程遠い。それと、息が続かない。ファイフでもそうだったけど、フルート系はかなり肺活量が要りそうだ。やっぱオカリナって楽ちんなんだなぁ…。ま、でも、音はとても奇麗だし、何よりコンパクトに収納できるのが良い。いいなぁ、フルート。

はてさて、落としどころはどこだ…。


[アニメ] 「Xenosaga」最終話

2005-03-29

キ……キャティだ、俺はキャティを見たぞ!?(違)


[音楽鑑賞] 谷山浩子 幻想図書館vol.3『アタゴオルは猫の森』(3/26鑑賞)

2005-03-29

久しぶりに谷山さんの公演を味わって来ました。

「幻想図書館」は谷山さん流の公演様式として数年前から随時に企画されている寸劇交じり(笑)のコンサートシリーズです。彼女のコンサートは皆勤してるわけじゃないけれど、幻想図書館は毎回一回ずつ鑑賞してますねー。第一弾は「雪の女王」を神戸オリエンタル劇場で、第二弾は谷山さんの真骨頂「不思議の国のアリス」をNHK大阪ホールで楽しみました。三回目の今回はとうとう東京での鑑賞です(昨年行われた類似公演「空間読書の会」は何を思ったのか見送ってしまって後悔してるー)。今回の御題は、ますむらひろしさん(http://www.tiara.cc/~goronao/)のコミック(等)シリーズ「アダゴオル」。アニメ「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治原案)の原作などで知られる彼のライフワーク的作品のようですね。個性的な猫キャラは誰でも一度は目にしたことがあるんじゃないでしょうか。原作は読んでませんが、ファンタジックな画風だけ見ても谷山さんとの相性はよさそうに思えます。さて、谷山さんはこの絵に見られる世界観をどう料理するのでしょうか。

会場は新大久保にある東京グローブ座。劇場、でしょうか。山手線沿いだけれど住宅街らしい何ということのないエリアの一角に随分と洒落た施設がひっそりとしたたたずまいで構えています。ウェディングニーズを狙った大き目のキリスト教会のような雰囲気? フォーマルが似合う品位を持ちながら気取らない。カジュアルでも居心地の悪さを感じさせない上品で心地よい空間が演出されています。って、褒め過ぎやね(笑)。でもまホントに、何かホッとするような居心地のよさを感じる立派な会場じゃないですか。こんな施設がこんなところにあったとはねぇ…。毎朝通勤電車の中から眺めているはずなのに全然意識してませんでした。

少し早い目、開場前に到着したのですが、周囲に集まってきているのは開場の品位なんてものともしない、老若男女問わずなんとも親しみを感じる人々ばかりではありませんか。流石谷山さん、オタクの女王だね(笑)。それに溶け込む我が身を思うと泣けてくらぁ…。全体として年齢層は高めかな。10代とかはたぶん少ない。男女は半々くらい? いや、今回はどっちかっつーと男性の方が少し多めだった印象が…。男性陣の大勢は、アキバ系ね(笑)。女性陣もまぁ似たり寄ったりな感じで。お仲間いっぱい、同類いっぱい、って(爆)。

グローブ座は場内もかなり立派で。まだ出来て程ないのでしょうか、どこもかしこもピカピカな印象です。規模は中くらいでしょうか。客席スペースは円に近いけれど円形劇場というわけではなく、ステージを接点に大きく広がった感じ。そんな配置でも恐らくどの客席からも見通しは良く、物理的な距離も含めてステージが近く感じられるだろうと思えます。場内装飾も凝っていて、なんとも優雅な気分に浸れます。ロビーにはお茶を出すカウンターもあり、カフェオレとクレープを買って一息入れました(席がないので立ち食いですが)。

ロビーではまた、例に漏れずCDやらグッズやらの販売も行われています。こういうところでCDを買うとサインをもらえたりするわけですが、谷山さんのバックナンバーは全部持ってますし、最新作も考えなく既に買っちゃってます(笑)。ここはグッズを物色するしかないですねー。あまりグッズ買い漁る人種じゃないんですが、手頃で面白そうなものがあれば買い求めます。今回は……パンフと「どら焼き」を買いました(笑)。各500円。パンフは幻想図書館では毎回買ってますかねー。一応、限定公演だし(俺って鴨?)。どら焼きはねー……何なんでしょうねぇー(笑)。売ってたんですよ。「のこどら」だって…(http://jo3emc.c.ooco.jp/LOG/2005/20050329/PICT3216.JPG)。「のこ」ってのは谷山さんの愛称ね。表面に谷山さんのマスコットキャラクター(自画像?)を焼印する念の入れよう(http://jo3emc.c.ooco.jp/LOG/2005/20050329/PICT3219.JPG)。「どら」はどら焼きのどら……って、それってドラえもんの作中名称じゃん、本来名称を一顧だにしてないってどうなのよ?(汗) 遊んでますね。谷山さんらしいです。

客の入りは「そこそこ」な感じで。客席は3階まであるんですが、2〜3階は人入ってなかったみたいっすねぇ。1階席も空きがあったようです。ま、谷山さんですから、いつものことです(爆)。

さて、肝心の公演内容の方ですが。正直、ちょっと消化不良な感じだったかなー。ますむらさんの自由な(のかな?たぶん)世界観を再現しようとして、でも掴み所がなさ過ぎて空回りした印象。公演通して物語が成立してないし(原作自体そうなのかも知れないけれど、それはそれで表現が成立しているのだろう、きっと)、各シーンなんとなく騒がしいだけでキャラクターも生きていない。むぅ…、何故だ、相性のいい世界観だと思ったんだがなぁ…。役者さんは皆頑張ってたと思うんですけどね。鈴木さんなんて幾つもの役をこなしながらいろんな表情を見せて……でもその表情がね、かえって逆効果だった気がします。若い女性なのにおじいさん役とかやってんですが、ころころと変わるかわいらしい表情が老齢の味を滅してしまうのですな。彼女の所作をはじめとして、全体的に教育テレビの幼児向け番組のような仕上がりに感じました。残念。

ま、楽しめる要素もいろいろありましたけどね。何といっても笑えたのは、石井AQさんに次いで谷山さんのCDや公演でお馴染みのバイオリニスト斎藤ネコさんが出演していたということ。なんでも酒の勢いで出演を引き受けてしまったのだそうで。そのことを踏まえて彼で遊ぶ演出が随所に見られました。劇中で愚痴らせたり、アドリブなのか何なのか、共演者と自由時間的な漫談タイムをもって自身の声っぽい愚痴を聞かせたりね。たどたどしく演技する様、猫森集会の時のように谷山さん・AQさんとの黄金トリオで演奏に興じる様、それはそれで盛りだくさんで楽しませてもらいました。ネコさんが鍵盤を奏でる姿初めて見たよ。途中休憩のところで劇から繋げてAQさんがどら焼売って回ったりね。なんかそういう、舞台と素が半端に入り混じったような感じは、会場に一体感を与えるようで面白かったですが。

そんなわけで今回の幻想図書館は特殊な公演というよりは「ファンの集い」って感じでしたね。といっても私はたった独りで、そんなにたくさん同類がいても現地で仲間を作ることも出来ず、淡々と鑑賞して帰ってきたわけです。……ホント寂しいですねぇ(涙)。

幻想図書館といえば。NHKアニメ劇場の新シリーズは「雪の女王」だそうで。私、この作品は谷山さんを通して知ったのでね、私にとっては半ば谷山作品に近い位置づけでして。彼女の作ったイメージアルバム「カイの迷宮」も結構お気に入りで、そういう邪な視点からではありますが、楽しみにしています。谷山さんの名を汚さない良作になるといいな(いやだから、谷山作品じゃないって…)。ただ、前作第2シリーズの「名探偵ポワロとマープル」は酷いものでしたからねぇ……いささか心配ではありますが。第1シリーズの「火の鳥」は流石の気合の入れようでそれなりに評価できるものだったのに、第2シリーズは10年以上前のNHKアニメに先祖がえりしたような作りで本当にガッカリさせられました。今回は元ネタが世界名作童話ということで、その傾向に拍車がかかる恐れがかなりあります。奮起してくれよぉ、NHK!?


[音源] 最近入手したその他の音源たち

2005-03-28

全部紹介する馬力もないので、リストアップだけ。「月光シアター」は、悪くはないけど微妙に焦点ボケな感じが…?


[音源] アニメサウンドトラック「「月詠-MOON PHASE-」全部、聴きたくなっちゃった…。」(3/22購入)

2005-03-28

オカリナのレパートリーにというつもりもあって、久々に「天空の城ラピュタ」のサントラが聴きたくなりました。以前カセット版を持っていたのですが(買った記憶がないのに何故か 笑)、もはやうちの部屋にはカセットデッキはないですし、抵抗ある宮崎アニメの中でラピュタは素直に好きと思える作品でもあるので、この機会にゲットしようと思いました。で、ついでに勢いで、このサントラも買ってしまいました(爆)。(これ→http://d.hatena.ne.jp/ean/4988002472819

「月詠」は、目下視聴中のテレビアニメの中でも指折りのお気に入り作品であります。周囲の評価を聴いている感じだとかなり好き嫌いが分かれるようですが。それもしかり。原作は知らないけれど、アニメの方は相当うがった作り方をしていて、それをどう受け取るかで評価が分かれるのでしょう。視聴前は私も「安っぽいゲーム系の萌えアニメ?」と思っていました(「月姫」と若干混同していた。どちらも名前しか知らなかったので)。実際観てみるとその予想は半分当たり半分はずれ。予想どんぴしゃこれでもかってくらいの超萌え系アニメだけど、狙いのバランスが私にとっては絶妙で、安くない何かを感じずにいられなかったのです(ちなみに「月姫」は思っていたのとかなり違った路線だった)。絵やキャストから小道具、台詞、画面構成に至るまで、あからさまにいかにもな記号や要素をてんこ盛りにしてそれを(テレビ作品故の限界はあるものの)見事に(そして強引に 笑)昇華している(要するにそういう要素自体をパロっている)と見ています(ストーリーはへちょいですが)。そしてとどめのOP「Neko Mimi Mode」(笑)。こいつのインパクトは映像も含めて抱腹絶倒もので、初めて観た瞬間にすっかりやられてしまいました(逆にこのOPで拒絶反応起こした人も多いでしょう、きっと)。EDやBGMも魅力的で、これもまた好みが分かれそうではありますが、なかなかに個性的な音作りが耳を刺激します。で、そんなメロメロのところにこのサントラ。CMを観てあっさり陥落、というわけです。だぁって、「全部、聴きたくなっちゃった…。」んだもん(爆)。

本サントラ、まず目を引くのはそのタイトル。聴きたくなっちゃったか、そうか……オッケー!(爆) で、パッケージ。ポップな色使いとコスプレイラスト群。ケースにプリントされた衣装イラストはブックレットの表紙イラストと重なって着替人形的ギミックを演出しています。さらにブックレットには着替用シールまで同梱されている念の入れよう…。で、どうせいっちゅーねん(笑)。初回限定版には8cmCDが付いていて、OP「Neko Mimi Mode」のインスツルメンタル(台詞なし版)とそれに重ねられる台詞の未使用サンプリングが収録されている。各々マスタリングせぇってか? とにかく、ふんだんに遊びを盛り込んだ作りになっているのはアニメ本編と共通のコンセプト、といったところでしょうか。

肝心の音の方も、期待を裏切らないものと思えます。台詞などでさんざんお馬鹿な感じを出しておきながら、音作りは案外ハードなんですよね。ヴォーカルの入れ方とかも、萌え系というよりどっちかっつーとセクシー系かと。かのOPだって、遊んではいるけれど音自体結構よく出来ていて、台詞がなくてもしっかり聴ける。他の曲も然りで、日頃普通に聴いて楽しめるアルバムに仕上がってます。良きかな良きかな。ここんとこ立て続けに何枚かのCDを入手して聴いてますが、今のところこのサントラが一番のヘビーローテだったりします。結構お気に入りかも。


[音源] みずき健イメージアルバム「SEQUENCE」(3/20入手)

2005-03-26

我ながら随分と柄にもない代物に手を出したもんだと思いますが。かつてメジャーと同人の中間的なコミック・アニメ市場で、女性同人の文法を武器に圧倒的な存在感を示していた(それこそその筋で知らない人はいないほど名を馳せていた)みずき健氏の作品のイメージアルバムです。ネットオークションでゲット。

まー、あまり男性にウケる類の代物ではないような気がします。売り主さんはさぞ訝しんだことでしょうなぁ。私もお目当ては作家さんでも作品でもなくアーティストだったりします。本アルバムは前半がイメージソング集、後半がショートドラマ中心の二部構成になっているのですが、その前半パートの詞と曲をお馴染み谷山浩子さんと相棒の石井AQさんが書き下ろしているんですよ。しかも、歌い手はマーシュ・マロウの上野洋子さんときたもんだ。私が谷山さんに傾倒し始めたのはNHK-FMで放送されたコンサートの様子を聴いてからで、その時のゲストアーティストが上野洋子さん。二人の縁は恐らくこのイメージアルバムにあるのでしょうから、云わばこのアルバムは私の谷山さんファン暦の源なのです(言い過ぎ)。特にこのアルバムに収録されている「COTTON COLOR」という曲。谷山さん自身セルフカバーしているのですが、かなり好きな曲なのです。果たしてそれを上野さんが歌うとどんなテイストになるのか…。がぜん気になるじゃないですか。

さて。一通り聴いてみましたが、案の定私にとって後半はちょっと聴くに耐えず(勝生真沙子さんの歌唱力は意外な発見でしたが)、関心は全く前半部に限られます。「COTTON COLOR」はじめ期待の上野さんの歌声は、予想と違って随分と可愛らしいもので、ザバダックやマーシュ・マロウでブイブイいわせてるのと同一の人物だとは思えないほどでした。ぶっちゃけ今の上野さんが放っているような貫禄は微塵もない、っていうか半ばアイドル的? ま、それはそれで少女趣味な曲調にマッチしてて悪くないんだけどね。


[アウトドア] フリーズドライ携帯食(2/26購入)

2005-03-16

キャンピングを計画するとき悩ましい問題の一つに、食事があります。作るのが面倒、というのもあるけれど、それよりも何よりもまず事前準備がね…。炊飯くらいならまぁなんとかなるとしても、おかずをマジで作って食べようと思うと、食材とか調味料とか道具とか、普段と違って予め期間中のメニューを緻密に計画してしっかり準備して行かないといけない。分量とかも含めてね。少なすぎるとお腹空くし、多すぎると荷物になる。私の場合オートキャンプではなく公共交通なり自転車なりを利用する事になるので、荷物の量に限りがあるのですよ(遊び道具を大量に持ち歩くし 爆)。といって、キャンプに行ってまで毎食コンビニ弁当ってのもなぁ……(そもそもそれができるサイト自体少ないけれど)。そんなこんなで、キャンプで連泊しようとすると、食事は結構頭の痛い問題なのです(もひとつはお風呂ね)。

#日常生活で全く自炊をしていない、冷蔵庫の電源すら入っていない私が言ってもあまり説得力ないですけど(笑)。

そんな問題を打開する一つの方法に市販携帯食の利用があります。缶詰とかもそうですが、重いですからね。フリーズドライの類がありがたい。アウトドアショップに行くと近所のスーパーとは比べ物にならない色とりどりのメニューが並んでいて、眺めているだけで嬉しくなってきます。が。果たしてこれらは食えるのか? ご飯類はもちろん麻婆豆腐とかパスタとか書かれてあるこれらは、本当にその名前の通りの味や食感を楽しめるのか? 実はまだ恐くて試したことがありませんでした(笑)。2005年の温暖シーズンを迎えるに当たりこれを押さえておこうと。そういうわけです。

全て試すわけにも行きませんから、いろいろ迷って、とりあえず3品買ってきました。まずは白飯。五目飯であれ丼物であれ、基本はご飯。これがマズイと話になりません。最低限外せない一品です。いわゆるアルファ米ってやつで、ある意味広く普及しているものらしいですからそう外れることはないだろうと思いつつ、自分で湯戻ししたことはないですから、一応確保します。後、麻婆豆腐。豆腐のフリーズドライってどうなるんだ? 今回一番疑心暗鬼で選んだ一品です。最後にペンネ(パスタの一種)。パスタがレパートリーに加わると心強いですからね。

で、試食の結果はというと。結構いける! 驚きました。ご飯も麻婆豆腐もおいしいし、量も一食分に丁度いい。豆腐の食感もバッチリ復元されてます。ご飯だって自分で炊くより美味いよなー(笑)。ペンネはいまいちだったけど(他と比べて手間の割にいまいちだったのはガッカリ)、それでもそこそこ食えます。これは使いでがありそうです。非常食に常備しておくのもいいね。ちょっと高いけど、それだけの価値はある商品だと思うです。今まで試してなかったのは損してたかも。

これでお手軽キャンプの敷居が一段低くなったねー。


[音楽鑑賞] 遊佐未森 cafe mimo 〜桃節句茶会〜Vol.5(3/6鑑賞)

2005-03-14

昨年に引き続き今年も行ってみました、遊佐未森さんの定例春企画コンサート。

メジャーアーティストなのでご存じの方が多いとは思いますが、そうでない人のために軽く紹介しておきます。高く澄んだ声(裏声も含めて)と、調子っぱずれでマジカルな旋律を芸風とする女性シンガーソングライターです(オフィシャルサイトはこちら→http://www.mimoriyusa.net/)。80年代アーティストの最終世代で、代表曲は、シュワルツェネッガーがヤカン振り回してた頃のカップヌードルCFソング「地図をください」かな? アルバムジャケットに映るその顔はどれもどこか浮世離れした表情でシュッとすましていて、当時ほとんどメディア露出しなかったこともあり、謎めいた雰囲気が魅力でした。実際結構べっぴんさんの類だと思います。色白で都会的でミステリアスでフェミニンな色気を漂わせていて、話し方とかも愛くるしく、非常に男性受けしそうなキャラクターです(一方で同性からは嫌われるタイプなんじゃないかとか思ったりしますが 笑)。云わば魔女的なのです。

今回楽しんだのはその未森さんの、「cafe mimo 〜桃節句茶会〜」という毎年雛祭りの時期に開催されている企画公演です。「桃」は未森さんのイメージワードのひとつですね。少女趣味っぽい思惑がなんとも”らしい”です。といっても別に雛飾りがあるとか菱餅が配られるとかいうわけではないのですが、「雛祭りは女の子のお祭り」ということで、全3公演の内1回が女性限定公演となっています。残念ながら私は御雛様にはなれない生まれなので(笑)それに参加することはかないません。想像するだにさぞかし濃度の高い空間なのでしょうねぇ…。ステージ上の男性陣の目にはどのように映るのでしょうか、一度見てみたいものですが。そうやって女性優先なんて姿勢を取られるとその輪の中に入れないことに一抹の寂しさを覚えるものの、通常公演では別に何差があるわけでもないし、きっと限定公演だってどうという程の話ではない、と昨年は強がってみたのですが、今年の限定公演は通常公演とは会場まで違うようで、流石にちょっと悔しい思いをしました。

今年の限定公演はクラシック専用ホールなんだそうです。一方通常公演の方は去年と同じ、赤坂御所の南にある「草月ホール」。賑やかな一帯から少し外れたまったりとしたエリアに立地するこじんまりとしたホールです。私の席は1階前方に設けられたパイプ椅子席の左端。昨年は3階席のやはり左端で、ほとんど見下ろすようなアングルからの観覧は演奏者の表情などはろくに見えない一方で演奏の様子はよく観察できる席でした。今年は一階席からの眺望を試してみよう、ということです。で、座った席は、前から数列目でステージは割と近いんですが、なにしろ端っこなのでステージの様子は前の方しか見えません。未森さんの姿も、定位置のピアノ前に座ると見えません(涙)。演者の表情はおろか演奏の様子もさっぱりで、ある意味去年より悪い環境ですが、ま、とりあえず”場”が楽しめればよしとしましょう。気になる客層は老若男女、芸風から察して彼女の支持層は割と偏っているのではないかと思っている(女性層、男性層共……男性層はオタク層に近いと思われ)のですが、思ったより偏りは少なく幅広いと感じました(そういえば、うちの父親もラジオで聴いてある程度理解を示してたなぁ)。もっとも、女性限定公演のせいもあってか、この日の公演ではどちらかというと男性の方が多いかなぁ、という印象でしたが。

ステージ上には未森さんの他に男性が二名。それぞれギターとパーカッションを担当。去年はギターはなく、パーカッションの楠均(くすのきひとし)さんと未森さんの二人だけだったと思います。この楠さんってのが曲者でね〜。主役である未森さんに負けない個性的で心地よいパーカッションワークを演じるのですよ。去年の公演ですっかり魅せられてしまいまして、彼の姿を目にしたときには今年もその演奏を楽しめるのかと嬉しくなりました。楽しみ二倍〜幸せ〜(笑)。未森さんは紅一点で、そのパーソナリティもあってまさに「姫」って感じでしたね。誰も異を唱える余地がないほどに。「私がプリンセスよ。当然でしょ、文句ある?」って感じの不思議な存在感です(笑)。マーシュ・マロウのようにステージ上のパワーバランスを意識するようなことがなく、スッキリして気持ちいいですね。後、途中数曲では日替わりのゲストアーティストも。この日は中西俊博さんというバイオリニストでした。存じ上げない方でしたが、演奏といい表情といい結構楽しませてもらいました(偽善者っぽい笑みが怪しくてそれはそれでいい味が 笑)。バイオリンを弓で弾くのではなくウクレレのように抱えて爪弾く演奏が特に印象的(それを結構多用する)。見た目にもインパクトがあるし、これが存外魅力的な音色を奏でるのです。思わずバイオリンに憧れを感じてしまいました。cafe mimoでは毎年(?)、未森さんが不慣れな楽器に挑戦するコーナーがあります。今年はハープでした。でっかいやつ。アーティストといっても流石に不慣れな楽器、あまり巧いとはいえない演奏っぷりですが、それも親しみを感じさせるいいスパイスです(ちなみに去年はリコーダーで、楠さんともどもガタガタの演奏が笑えました)。

そのハープで奏でられた楽曲「つゆくさ」は未森さんの代表曲のひとつと言っていいでしょうか、私が唯一持っている彼女のベストアルバム「MOSAIC」にも収録されている好きな一曲です。この曲が聴けたのは嬉しかったっす。だけどこの日のプログラムで私が知っていた曲は実にこの一曲だけ。まぁ彼女の作品はそれほど多くは聴いていないので当然ではあります。それでも彼女のコンサートは結構楽しめるのですよね。知らない曲でも、あまり違和感なく(つまりどの曲も共通の骨格を持っている……要するに似た印象の曲が多い、ということでもあるわけですが…)。公演を通して全体にゆったりまったりとした空間・時間が心地よく、リラックスしたひと時が楽しめます。本人たちはこれを「(演る方も聴く方も)ゆるゆる〜っとした感じがいいね」などと表現してましたが、まさにそんな感じですかね。私は、演奏を聞いていると少〜し眠くなってくるような、(暖房のせいもあってか 笑)体がポカポカしてくるような感覚も含め、「温泉に入っているようだ」と感じました。「cafe mimo 〜桃節句茶会〜」というくらいで、元々そういう、cafeでお茶するような、ゆる〜くリラックスした場を狙っているのですよね。私は見事その狙いにはまった鴨、というわけです。たぶん今後も機会があれば彼女の公演に足を運ぶことでしょう。


[ホームタウン] 松下興産経営再建 和歌山マリーナシティーは大丈夫か?(2/26)

2005-03-06

この景気だし、どうなんだろうなぁと思ってましたが、やっぱダメだったんですね(爆)。マリーナシティも赤字なのだろうで(ま、そうだろうなぁ)、先行きが心配されるところです。採算を考えるとなかなか難しいですが、和歌山にとっては希少な施設で、それなりの役割を担い始めていると思ってます。なんとか踏ん張ってくれるといいのですが…。

#なぁんて言ってると「まぁた採算を考えずに勝手なことを…」なんて、どこかから非難の声が飛んできそうですが…(笑)。

あれ? っつーか、踏ん張らなかった場合どうなるんだ? 島ごと外資に売り飛ばすっつーこと? で、どうすんだ…。なんかこういうお金がらみの世界って、やっぱさっぱりわからんなぁ…。


[物欲] ナイフ&バーナー 定番アウトドアグッズ(2/26購入)

2005-03-06

いわゆる十徳ナイフとガスバーナー。いずれもこれまでずっと抵抗してきた物欲に敗北しちゃいました。ここんとこ物欲には連戦連敗。かなり病んでますね…。辛うじて踏みとどまってるのはザウルスぐらい?

ナイフについては私、単機能至上主義でして、携帯には長くオピネルの小型モデル(もちろんスチール刃)を愛用して来たのですが、実はオピネルってハンドルサイズの割に刃渡りが長くって持ち歩くにはちょっとよろしくないのですな。それで、以前から缶切りと栓抜きの機能にはかなり魅力を感じていたこともあって(ナイフで缶を開けると刃がガタガタになるからな〜)、ここに来てとうとう主義を曲げてしまいました(一般的な十徳ナイフの刃渡りは適度に短いのです)。

買ったのはヴィクトリノックスのん(そういえばかつての二大勢力だったウェンガーは最近あまり見かけませんね…)。随分とバリエーションがあって機種選定が悩ましいところだったのですが、最終的に84mmスモールオフィサータイプの「ティンカー」を選びました。赤いプラグリップの、機能的にはベーシックなモデルです。コルク抜きとプラスドライバーを秤にかけてこれにしたんですが、コルク抜きには若干未練が…。

十徳ナイフはいろいろついてて楽しいのだけれど、ナイフとしてはいまいちなところもあるんですよね。ひとつは刃のホールドがスプリングのみであること。使うときも畳むときも指を切りそうで怖い。次に材質。ステンレス刃って研いだことないからなぁ……普通の砥石じゃダメっぽいし。グリップも木がいいなぁ。後、ブレードの形状。これはもぅ好み以上の話ではないのだけれど。さて、実際使ってみるとどうでしょうかね。

バーナーは、プリムスのP-153ってのにしました。小型・軽量・高出力のモデルです。軽さではもっと上を行くモデルもあるんですが、なんとなくこれにしてしまった……私らしくもない(笑)。たぶん、決め手はデザインなのかな? 最軽量モデルでないとはいえ、収納サイズは充分コンパクトでお手軽です。買ったからには使わにゃ損。今シーズンはあちこちでステレオタイプなアウトドアティータイムを楽し……めるでしょうか?


[タレント] 羽生未来さん、逝去(2/25)

2005-02-26

晩飯弁当を買ういつものコンビニ。レジ装備の液晶ディスプレイに表示されているニュースで知り目を見張った。驚きのあまり声を出してしまった。

肺がんが原因ということだったが、その後ネットで検索してみると、数年前に脳腫瘍を患ってから予想される結果だったのだという。享年30歳。あまりにも若い死といわざるを得ない。

訃報を伝えるニュースなどでは大抵「NHK教育テレビ「英語であそぼ」のお姉さん役で活躍」と紹介されている。それは事実だし、実際その番組は私も目にしたことがあるが、私が彼女を認識したのはむしろ同じNHKのBS2で放映されていた「新・真夜中の王国」エンターテインメントニュースコーナーの担当者としてだった。渡辺美里がメインパーソナリティーを務めていた時のメンバーだ。モチャ〜っとまとわり付くようなしゃべり口が特徴だった。それは帰国子女っぽい(っていうかそうなんだろうけど)雰囲気と併せてあまり好きではなかったのだけれど(はい、偏見持ってます。オバケを怖がるようなもんです)、控えめなメインパーソナリティーを盛り立てるように目いっぱい元気を振りまく姿に敬意を覚え、更なる活躍を願っていた。

言われてみれば、しばらく活躍する姿を見ていなかった気はする。「英語であそぼ」を追っかけてたわけではないので意識していなかったけれど。脳腫瘍が発覚したのは平成14年のことだそうだ。というと、まだ新・真夜中の王国を視聴していた時期(美里っちゃんがメイン続けてたので)。まさかその頃彼女がそういう事態になっていたとは…(ま、知るはずないっちゃーないのだけれど)。30歳というと、私と同世代(少し若い)だったということか…。

冥福を祈ります。


[音源] 川嶋あい「路上集0」(2/22購入)

2005-02-26

毎日の通勤途上に、ストリートパフォーマンス(主にバンド演奏)の盛んなプロムナードがあります。土日はもちろん平日でもいろんな人達がパフォーマンスや練習に励んでいて、帰宅時間が比較的早いときなど視線の片隅で楽しみながら通ってます(うるさいだけ、って時もありますが…)。時には立ち止まって聴いて行くことも。そんな形でこの日出会った(もちろん一般聴衆として、よ)パフォーマーが彼女です。もしかするとそこそこメジャーなのかも知れないけれど、私は初見でした。

いくらストリートパフォーマンスが盛んと言っても、ある程度観客動員できるパフォーマーってのはそれほど多くないのですよね。だけど彼女の周辺には寒空の下ちょっとした人だかりが出来ていて(2〜30人くらい?)、それに目を引かれて足をとめました。少し早めに仕事を切り上げた解放感もあって。もっともこの日はパフォーマーも少なくて、場所も一等地に陣取ってたせいかも知れませんがね。客層の中にはホールイベント目的で徘徊している年配層もいましたし。ま、でも、そういう層にも足を留めさせるってのはある意味可能性を秘めているんだろうと思うです。キーボード一本とアンプスピーカーのみ(もちろんマイクはありますが)というシンプルな演奏スタイルが清々しく、ルックスもなかなか(そこか 笑)なのが寄与してたんかなぁ。だってまだ演奏前だったし。3年ほど前から1000回を目指して路上ライブを重ねてきていて、この日で残り20回、ということでした。まだ20歳いくかいかないかって歳で、頑張ってますな。

演奏は2曲だけで、ちょっと物足りなくもありましたが、寒空の下ではそれ以上聴いているのも、きっとそれ以上に演奏しているのも、こたえます。まぁ適度なところでお開きとなりました。もちろん初めて聴く曲ばかりで、特別強烈に感じ入ったりすることはありませんでしたが、割と好みの路線ではありました。曲調も、声質も。悪くない、という印象。それで、「路上限定販売」なぁんて言いながらアピールしていたCD(マキシシングル)も、いっちょ聴いてあげようか、なんて酔狂な気分になり、つい買って来てしまいました。こういう不純な奴なのに、ジャケットにサインまで書いてくれました(笑)。ブレイクしたら自慢しちゃんねん、へへ…。

帰って聴いてみましたが(そしてその後MP3で持ち歩いてますが)、やっぱり悪くないですよ。でも飛躍するにはもう一歩、個性が欲しい気がします。頑張って欲しいですね。……って、これってもしかしてインディーズの楽しみ方? 俺、禁断の領域に手を出してる?(インディーズはキリが無いので見ないようにしてた)

まぁしかし、パフォーマンスなりコスプレなり、こういうストリート文化ってのは大都市の特権ですなぁ。それを受容出来る人材層が相応数いないと成立しないもの、パフォーマーもオーディエンスも。底辺の広さは自ずと全体のレベルに利いてくる。それに地方と違って、パフォーマーの努力が報われる可能性ってやつが少ないながらも確かにあるもの。身の入り方も違うわな。悔しいけれど、地方ではなかなか同じようにはいかんでしょう。何かでもこう、地方でもそういう路線の文化が成立するようなうまい方法ってないもんですかねぇ…。

(2005/3/27追記)

「もしかするとそこそこメジャーなのかも知れないけれど、私は初見でした。」なぁんて書きましたが、何のことはない、彼女の声は初耳じゃありませんでした。「シャイニングフォース ネオ」ですか? テレビゲームのテーマソングを歌っておいでのようで、CMで聴いていました。すげー、そんな人のサインCDゲットしちゃったよー、しかも生で(笑)。

(2005/3/30追記)

路上ライブ1000回、達成したって。なんと、Yahoo!トピックスのヘッドラインにピックアップされてて知りました。いろんな意味で驚いた。こんなサイトもあったらしい。


[イベント] ワンダーフェスティバル(2/20)

2005-02-25

いわゆる「ワンフェス」に行って来ました(これ→http://www.wf.kaiyodo.net/index.html)。

フィギュア・ガレージキット関連の老舗イベントですな。言わば3次元のコミケ(規模はそこまで大きくありませんが)。私は何故か、10年(くらい)ぶり2回目の参加です。前回は学生時代で、ハムフェア(アマチュア無線のイベント)目当てで上京した際たまたま会場のすぐ隣で開催されていたので急遽ちょっとだけ時間を割いて覗きました。会場はまだ晴海で、主催もゼネプロだったと思うけどなぁ…。ミンキーモモのフィギュアとかがまだあって(リメイク版とかの時期だったと思う)、グルメポッポの玩具見つけて喜んで、セーラームーンのコスプレに目を奪われたのが印象に残ってます(爆)。

今回はネット上の園田健一ファン繋がりであるKORINさん(http://korinhp.hp.infoseek.co.jp/)がなんと1/2スケールのキャティ(http://korinhp.hp.infoseek.co.jp/newpage23.html)を出展するということで、それを肴に馴染みの面々で集いましょう、というオフ会企画への参加です(首謀者は桜介さん→http://www.geocities.jp/osuke_m/)。残念ながらキャティの完成は次回に持ち越しとなりましたが、製作途中とはいえ見事な造形を拝見し、目の保養でございました。生の迫力(なんか表現がヤラシイな 笑)。肝心のKORINさんは準備やら当日の対応やらでもうヘロヘロのご様子で、ゆっくり歓談したりする余裕はありませんでしたが。お疲れ様でした>KORINさん。たまにしか顔見ない面々とも会えたし、話題もオタクらしからぬ方向に走ったりして(笑)、楽しかったねー。園田健一氏とも雑談しちゃったしねー。

出展内容に関して? 別に、取り立てて感想ないです(爆)。「ワンフェスだなぁ…」って(どっちかっつーと2Dの方が好きな人なもんで…)。眺めて歩くにはコミケより楽しいよね、基本が立体物で、ジャンクみたいな玩具とかいろいろあるから。でも何かゲットするとなると、フィギュアなんて買っても自分じゃ作れないし、邪魔になるし、値段高いし、あまり現実的じゃない。ま、そういうことも含めて「見て楽しむイベント」かな、って思います。コスプレのレベルも高いし(爆)。コミケよりは規模が小さいのも、良い意味で楽しみやすいです。なんかねー、エッセンスが濃縮されたような感じ?(笑)

そうは言っても何も買わずに帰るのも寂しいかなーって、本(同人誌)を一冊買って来ました。「何故ワンフェスで本…」なんて言わないで(はぁと)。立体物は邪魔なのだもの。買ったのは「こえだブック」っての(ここのサイトが出してる奴→http://www.pixel-p.com/koeda/)。「こえだちゃんと木のおうち」のこえだちゃん本ですな。…女玩だろう、って? そうなんだけどさ、私世代では男児にも馴染み深いっしょ? きっとそうに違いない。だってこの本にも「ギミック部分などの遊びの多様さから当時、男の子の支持も多かったようです。」と明記されているもの(笑)。実は小さい頃(幼稚園の頃)欲しかったんですよ、こえだちゃんシリーズ。近所の友人宅に「木のおうち」があってねー、羨ましくって。……もちろんお目当てはギミックよ?(ドキドキ)

ま、それはさておき、リンク先のサイトを見てもらえれば分かるようにこの本非常に完成度が高くって、中身読まなくてもパラパラ頁めくってるだけで楽しめてしまいます。素晴らしい。こういう本が作れるのって、羨ましいなぁー。


[アニメ] ケロロって…

2005-02-19

ナウシカ、ですか、今週は。既存設定の枠組み内でやっちゃうのがすごいよね。


[音源] 相馬裕子アルバム5枚(2/10購入)

2005-02-14

前の職場で上司とCDの貸し借りなんぞしていた時に何枚かアルバムをお借りしたのが縁で知ったアーティストです。その頃には既に活動を縮小されていたようで、往時の様子は良く知りませんが、それなりに固定ファンは掴んでいたのではないかと思われます。そう思える個性は備えているかと。強い圧力を秘めながらも角のない声音と丁寧な歌い口が魅力です。楽曲はガールズポップ、ですかね。ゆったりと情感あふれるものが多いように思います。

痺れるほどにぞっこん惚れ込むには至りませんが、忘れるには惜しい魅力が耳に残り、せめて借りたアルバムくらいは入手しておきたいと探していましたが、廃盤かつ中古市場での流通も少なくこれまでなかなか出会うことが出来ませんでした。で、先日、別に取り立ててきっかけがあったわけではないのですが、思い立ってネットオークション(ヤフオクではなく、@nifty IDで使えるビッダーズ)で検索してみたら、あるじゃないですか。それも揃いも揃って5枚も、同じ方が出品しています。もちろん探していたアルバム3枚も含まれています。ヤフオクほど市場が大きくないビッダーズでのことですから、他の方の出品は見当たりません。これは目茶グッドタイミングだったかも? 早速、せっかくなので5枚まとめて、引き取ることにしました。全部合わせても新品アルバム1枚程のお値段。ラッキ〜。

取引は非常にスムーズで、落札二日後には商品は手元に。CDの状態では扱いにくくってまだ一通りは聴けてないんですが、昨日MP3に落としたのでこれからゆっくり通勤時にでも楽しみます。初めて聞くアルバムの中にはカラオケに入っている曲も含まれているようなので楽しみですな。


[物欲] ハーモニカ(2/11購入)

2005-02-14

迷走してます(笑)。

散々文句を言っておきながら手を出してしまいました。ハーモニカ。小ささの魔力に抗し切れずに。

いろいろある種類の中でどれを選ぶか随分迷ったのですが、ポピュラーソングで良く使われ、何と言ってもコンパクトな「10Holes(十穴単音)」と呼ばれるタイプにしました。たった十穴で曲がりなりにも3オクターブの音域を持つと言います。技量次第で全ての音階が発音可能とか。ま、その領域は私には無縁でしょうが(せめて半音くらいは出せたいけどなー)。機種も。随分迷いました。HAMMOND/SUZUKIブランドがデザイン的に気に入ってたんですけどね。ケースを含めたサイズ優先で、いっちゃん平凡(らしい)TOMBOの「MAJOR BOY」(C調)に腹を決めました(デザインがなぁ…)。

ま、所詮素人の優柔不断ですから、その辺りはどうでもいいですな(なんだそりゃ)。一番肝心なのは吹いて楽しいかどうかです。早速吹いてみました。

音は容易に出ます。思っていたより軽い吹き込みで鳴るのにちょっと驚きました。そのせいもあってかこれも思っていたよりは音色は綺麗な気がしました。音階も、ご存じのとおりハーモニカの演奏法は他の笛類とちょっと違っていますが、まぁ一応それっぽくは奏でられます。ここまでは簡単。最初の関門は「単音出し」ですね。ずらりと並んだ10穴の内、出したい音ズバリの穴ただ一つを正確に捕らえないといけない。これが難しい……というか面倒くさい(笑)。試行錯誤でしばらくピコピコやってるとまぁ一応単音っぽい音は出せるのだけどね、ゆっくりならどうにか単音で音階も辿れるのだけどね、ちょっと気を許すとすぐに隣の音が混じってしまう。この混じりっ気の多い音がいかにも「あのハーモニカ」な感じで、どうにも気分を逆なでする。あぁ〜、もぅうっとうしい!! 息の吹き込み方とか、口とハーモニカの位置関係とか、そういうのを感覚的にしっかりマスターしないと綺麗な音では吹けないんだよねー、結局。……っつーか、ハーモニカってプロが吹いてるのもそんな綺麗な音じゃないし……。あぁ、そうだ、それを忘れたた…。何か鬱(ぁぅ)。

それと、この独特の演奏法(音によって息を吹くか吸うかが違っている)も曲者。音を探りにくいのですな。穴の位置と息の方向で二段階の引っ掛かりがある感じ? 奏でたい音を頭の中で変換してからでないと演奏できない、そんな感じ。何か奏でたいメロディーがあってなんとなく音を追いかけようにも、なっかなか目的の音が見つからない。そういう意味では鍵盤楽器よりも分かりにくい。直感とかけ離れてます。その点ではオカリナの優位性が圧倒的かも。あれは今聞いたばかりのメロディーでもすぐに追いかけられるからなぁ……や、すごいやん、オカリナ(音域狭いのが難点やけど)。

結局のところ、ハーモニカという楽器はあまり私の性分には合っていないような気がします。素人楽器とは言いながら相当面倒だよ…。っつーかストレス溜まるってばさ。ま、せっかく買ったので、時々はピーコラ鳴らして遊ぼうと思いますけどね。曲りなりにも何かの曲を吹けるような日は、来ないかもしれません。


[暦] 紀元節(2/11)

2005-02-11

渋谷ハチ公口で街頭演説を打ついわゆる右翼団体に遭遇した。そうか、今日は紀元節(建国記念日)だったか。

ここ数年、自分にとって祝日は単なるおまけの休日になってしまっていて、それが何を記念するものかなんて意識しなくなっている。今日も何の日だったかなんて気にも留めず、ただ「仕事に行かなくていい日」くらいの感覚だった。だが彼らにとっては特別の日なのだろう。「建国記念の日」。かつての名を「紀元節」。遥か2700年前の初代天皇即位の日、ってことにされている(その真偽なんてどうでもいい。そういう記念日であるということそれ自体が根深い意味を持つわな)。天皇を筆頭とする国粋主義を謳う人にとってこの日がいかに象徴的な意味を持つ(ことになっている)のかは想像に難くない。……いや、別にそのことについて論を打とうというのではない。ただ、思想ややり方はともかく、暦の節目を私などよりずっと身近に生きたものとして受け止めている彼らがある意味羨ましく、ほほえましく思えたのだ。振り返ると、季節感とか時の流れとかいった日々の感動からすっかり遠ざかって生活している自分。まったく病んでいる。

それはそうと、祝日を祝っているのは何も右より(本当の意味でそうなのかどうかは良くわかんないけど)の彼らばかりというわけでもないらしい。渋谷のスクランブル交差点周辺の街灯には見事ことごとくに日章の小旗が掲揚されている。よく見るとそれはにわか仕立てということでもなさそうで、街灯柱に端からあつらえられた差込口(垂れ広告でもぶら下げるためのものだろうが)に居心地よさそうに納まっている。果たして、これを取り付けたのは一体誰なのだろう? これだけの数だ。個人の道楽というわけではあるまい。組織的に、恐らくは仕事としてそれをして回り、また恐らくは後にはずして回るのだろう。実にご苦労様なことだ。ということはそれを命じた、あるいは依頼した者がいるわけで…。世の中ってのはつくづく、私などのあずかり知らないところで回っているものだと、ひと時視界が地平に広がったような気分になった。


[物欲] ファイフ(1/29購入)

2005-02-11

それはマーシュ・マロウのコンサート会場に向かう道すがらじゃった…。不案内な道玄坂で右往左往していると、YAMAHA楽器の直営店に出くわしました。先日来何故か楽器に関心が向いているのは既にお話ししたとおりで、「これは…」と、迫り来る開演時間を顧みずふらっと立ち寄って見つけたのがこの楽器です。

そう、楽器の話です。「ファイフ」。あまり聞き馴れない名前ではないですか? 私はこの日初めて知りました。一言で説明すると「横笛」です。高校時代、友人がTRPGで横笛吹きのキャラを演じているのを見て、「横笛って難しいって言うけど、実際どんな感じなんやろう?」と興味を持っていたのですが、誰でも一度は手にしたことがあるだろうリコーダーが属する縦笛と異なり、横笛というと西洋音階のものではフルート類しか知らない(もっと手軽なものがあってもおかしくないはずなのに…)。フルートなんてお高い楽器には流石にお遊びでは手をだせません。それで今日まで何の取っ掛かりもなく過ごして来たわけですが、今回見つけたこの「ファイフ」が実はその答えでした。

購入したのはYAMAHAのYRF-21(これ→http://www.tanapi.co.jp/shopping/kyohikugakki/recorder/rec-yamaha-01.htm)。クリーム色のABS樹脂製で、まさに小・中学校で買ったリコーダーの横笛版といった風合いです。価格も1000円程とリーズナブル。これなら気軽に手を出せますし、取り扱いで気をもむこともないでしょう。リコーダーより細身なこともあり実に手軽です。ちなみに同様の商品は河合楽器さんからも出ているようです(少し高めですが)。

さて、帰って早速吹いてみたわけですが。お約束に音が出ない。いやぁ、やっぱリコーダーとは違いますなぁ(笑)。吹こうが吸おうが押そうが引こうが叩こうが引っ張ろうが捻ろうが音が出ない(いや、やんないけど…)。流石横笛、伊達じゃない(何がだ)。言っちゃえば私に素質がないということなんでしょうが、オカリナなどに比べて難しいことには相違ありません。口の形とか笛を持つ角度とか吹き込む息の強さとかいろいろ試行錯誤してどうにか時々は音が出せることだけ確認し、その日は息を切らせながら笛を置きました(いや、ホントに)。ところが慣れというのは大したもんで、毎日スカスカやってると少しずつ音を出せる確率が高くなってくるのですな。一週間ほどすると半分以上の確率で音が出せるようになり(それでも半分 笑)、音自体も太さを増して少しは音階らしく聞こえるようになって来た。うまく行けば半音や倍音(上のオクターブ)も出ないではない。おぉ、すげぇ(笑)。まだ「演奏」というには遠く及ばないけれど、もしかしたらものになるんじゃん?

なんて思いつつ、一方で別の問題が鎌首をもたげて来たことにも気がづきました。どうにか音が出るようにはなって来たけれど、どうもこの音はあまり綺麗じゃない。吹き込む息の風切り音がかなりの割合で混じっていてノイジーです(尺八みたいな感じ)。オカリナやフルートなんかとは比べるべくもない。果たして、うまく吹けるようになればこの音はもっと綺麗になるのだろうか? 考えてみるとファイフの音なんて聴いた事なくて、本来はどんな音を奏でる楽器なのか全然わからんのですな(笑)。これはうっかりでした。リコーダーに比べるとどうなのかなぁ…? もうリコーダーの音も忘れちゃったよ。まぁ当分はより良い音が出せるよう試行錯誤してみるつもりだけれど、お手本も先生もない全くの自己流だからねぇ……自ずと限界があるんだろうな。そうなると、音が綺麗で、教えてもらいやすい横笛と言えば……やっぱりフルート!? う〜ん、そりゃあちょっと行き過ぎな気がするなぁ…。オカリナでいいっちゃーいいんだけど、音域が狭くてレパートリー限られるし…(コカリナはなおさら)。なかなか思うような楽器って見つからないっすね。

ところで、せっかくのYAMAHA直営店ということで、ついでに楽譜もあたってきました。谷山浩子さんのピアノソロ楽譜。他の楽器店などでは見つけられなかったのだけれど、YAMAHA所属アーティストなんだから直営店ならきっと、という読みは当たりでした。ピアノは弾かないけれど、オカリナでメロディー追うのにね。素人には楽譜は敷居高いけど、耳コピーオンリーってのもまたしんどいから。彼女の曲はオカリナに合うものが多いのですよね。そのものズバリ「空のオカリナ」なんて曲もあるし(笑)。レパートリーにしたい曲は山ほどあれど、なかなか追っ付きませんな。


[音楽鑑賞] マーシュ・マロウ 満心創意(1/29鑑賞)

2005-02-08

昨年2004年は、初めての「夜会」(中島みゆきさん公演)鑑賞をかわきりに、Chica Boom、遊佐未森さんなど、相当音楽公演鑑賞づいてスタートしました。7月に柄にもなくクラシックの公演を鑑賞して以降、下半期は恒例の西武球場や猫森集会にも都合が合わなくて参加できず寂しい限りでしたが(お、考えてみると去年の鑑賞は初物ばかりか…)、2005年はまた新春から食指を動かし始めています。

で。一発目が「マーシュ・マロウ」。……ユニット名ね、これ。それぞれソロでも活動している女性シンガーソングライター(表現が古いか?)5人のユニットで、全員が歌い演奏するというコンセプトの元、ありとあらゆる楽器を駆使して妙ちくりんな音楽を編んでいるようです(爆)。マーシュ・マロウについて詳しくは公式HP(http://www.threenine.co.jp/marsh-mallow/)でどうぞ。

マーシュ・マロウの音楽を耳にするのは今回のコンサートが初めてです。何故そんなユニットに興味をもったかというと、参加しているアーティストの繋がりからですね。いろいろ縁があって数年前から聴くようになった元ザバダックの上野洋子さんが参加しています。また、マーシュ・マロウは一年ほど前にメンバーの過半数が入れ替わってしまったのですが、旧メンバーにはアニメ分野でも実績のある新居昭乃さんも名を連ねていて、「これほどの個性派が集っていったいどんな音を作ってるんだ?」と思ったのがきっかけです。ですがまぁ推して知るべし、このユニットの音を耳にするにはそれなりに敷居が高いわけでして。パッケージを聴かずしていきなりコンサートデビュー、なんてことになってしまいました。本当はメンバー交替前の空間も味わっておきたかったんですがね。去年はなんとなく見送ってしまったんですよ、こういうことになるとは思ってなくて。ま、仕方ないですが。

会場は東京・渋谷の道玄坂にあるO-west。形態は、ライブハウス…でしょうか? 私が経験したことのある中で類似の施設をあげるなら、ON AIR OSAKA(旧 梅田HEATBEAT)とか、そんな感じ。初めての不案内な会場なのに余裕かまして寄り道なんぞしていたら、危うく開演に遅れそうになってしまいました(汗)。渋谷と言ってもこの辺りはあまり馴染みのない一帯で、道中はちょっとした冒険気分。センター街の辺りとはまるで違った妖しい雰囲気ですね。よくもまぁこんなところにライブハウスを作ったものだと……いや、文化施設の類は他にもあるようだから、これがこのエリアの個性なのかも知れません。

通用口かと思えるような入口でチケットを切ってもらって、ワンドリンク制の500円を支払って場内へ。中はこじんまりしていて、一階席はパイプ椅子、ささやかな二階席はスタンド様のベンチシート(前後二列程)です。全席指定で私は二階左端の後列(つまり一番末席)。ま、さように特別な思い入れがあるわけでもないので、それでいいやって。二階席だと演奏者の表情とかは見えにくいけれど、一方で演奏の様子は良く分かるしね。ただ席位置が左過ぎて、座っているとステージ左端の演奏者が全く見えない。仕方ないので途中からは立って聴いてました(後ろに席がないので迷惑は考えなくていい)。

さて。そんなこんなで目耳にしたマーシュ・マロウですが。ま、良くも悪くも予想イメージ通りでしたね。奏でるのは掴みどころのない妙ちくりんで幻想的な旋律。大人のメルヘン、という感じかな。私としては嫌いじゃない路線です。事前知識のとおりメンバー5人、誰がリーダーシップを取るということではなく全員があらゆる楽器を演奏し(曲によって担当楽器が変わる。それも一曲のうちに各々3〜5の楽器を演奏する)、歌い(そもそもリードボーカルと言えるパートを持つ楽曲が少なく、多くは全編コーラスで構成されている)、MCも持ち回ります。自身証言するように「変な平等主義」というのが実感されます。予想どおりとは言えこれには正直ゲンナリしました。あくまで私の勝手な受け取り方なんですけれど、その「平等主義」の裏返しとしてユニット内に漂うある種の緊張感・厳しさがなんだか嫌ぁ〜な毒を帯びて感じられ、楽曲の持つ遊び心に水を差しているような…。一聴衆としてはもっと単純に楽しげな演奏に浸りたいところなのですが。まぁしかしその分音の完成度は高いわけでして。楽器演奏の方も「よくもまぁ皆が皆あれだけの種類の楽器をこなせるもんだ」と驚きなのですが、輪をかけてすごいのがボーカル。5人が5人して質の良く似た超美麗ヴォイスを持っていて、誰がどのパート歌ってるのかさっぱり区別がつかん(笑)。前述の上野洋子さん(メンバー紹介ではフランス人形の姿をした酒呑童子と紹介されてましたが)はザバダック時代から美声で鳴らしていたようですが、それが必ずしも抜きん出ていないのですよ。むしろ私の耳を刺激したのは丸尾めぐみさんのアニメ声と、高田みち子さんの思わずS/Nを測定したくなるような澄みきったハイトーン。よくもまぁこれだけのメンバーが揃ったものだと感心しきりでした。高田さんにはそのおやじルックも含めて随分楽しませてもらいました。

公演が終わって帰りしな、せっかくなのでCD買ってきちゃいました。なにはともあれマーシュ・マロウのアルバムと、いっちゃん声に惹かれた高田みち子さんのマキシシングル。まだ数回ずつしか聴いてませんが、悪くなさそうです。高田さんのは期待と違って高音ではなくむしろしっとりした低音を聴かせる作りで、あの高音が聴けないのは残念だけど、これはこれで魅力的。しっかりした低めの女声も好きなんだよねー。マーシュ・マロウの外では主にジャズ系で活動されているのだそうで、こういう縁が無ければまず出会えなかった声でしょう。収穫かも〜。


[音源] 梶谷美由紀「HEART&LIGHT」(1/22購入)

2005-02-04

手に入りにくくて探してるCDというのが何枚かあります。その中の一枚(アルバム)。何げにぶらついていた中古盤ブースでバッタリ出会い、即効GETしました。

盤のアーティストは梶谷美由紀さん。知名度が高いとは言えないでしょうなぁ…失礼ながら。私も彼女の音源を手にするのは初めてです。魅力的な高音を聴かせてくれる歌い手さんのようです(買ったCDを聴く限り)。といってももちろん彼女の楽曲をこれまで全く知らなかったのではなく、アルバムを欲するくらいですから、お目当ての曲があって、他の曲も聴いてみたいと思っていたわけです。このアルバムにその曲が入ってます。

曲のタイトルは「ルージュになりたい」。情熱と狂気が紙一重な歌詞をバラード調(?音楽ジャンルは良くわからん)で歌い上げる……ま、私の大好きな(というかツボな)スタイルの曲です。入社直後の研修時期に行われていた再放送で毎朝涙を拭いながら出勤させられたアニメ「赤ちゃんと僕」(いや、誇大表現ではなくマジで…)の二代目EDとして使われていました。アニメ本編との相乗効果ですっかりハートを鷲掴みにされてしまったものの、歌い手の名前や曲のタイトルはしっかり記憶しないまましばらくは思い出のひとつで満足していたのですが、やはりどうしても手元に欲しくなってきて情報収集したところ彼女の名前と曲のタイトル、そして収録音源が判明し、こんにちまで探していたのです。

さて、念願かなって耳にした音源の味わいはどうだったかというと、それはもう大いに満足の行くもので。お目当て以外の収録曲も皆粒ぞろいで、どれも個性的。しっかり独自の世界が形作られています。アルバム全体としてはいわゆるガールズポップのテイストでしょうか。梶谷さんの声は、少し笑みを含んだような、甘えたような、アイドル系の響きで、強いて言うなら森高千里さんの発声でもう少し甲高くした感じ? 発音明瞭なのが私好みですね。新たに鑑賞してみたアルバムやアーティストとしてはかなりのヒットです。お薦め。

実はもう一枚、是非入手したい梶谷さんのアルバムがあります。その名も「ANIMAX」。内容はもうタイトルの通りで。前述の「ルージュになりたい」はもちろん、「ソバカス」「魂のルフラン」(カジタニのタマシイで「カニタマ」と称されるとかされないとか…)などのカバーを含む、アニソンづくしの一枚です。実は彼女、「ルージュに〜」の他にも何曲かアニソンを歌ってるんですよ(「HEART&LIGHT」にもその内2曲程含まれている模様)。主に「梶谷美由紀」としてデビューする前らしいですが、「Mew」という名義で。セミアニソン歌手とでも言いましょうか。で、このアルバムに、驚いたことにもう一曲、相当お気に入りだけど誰が歌っているのか知らなかった曲が収録されているのです。「美少女戦士セーラームーン super S」のED、「“らしく”いきましょ」がそれ。ED作画の秀逸さとの相乗効果で当時すっかりやられてしまい、ED見たさにチャンネルを合わせたりしてました……危うく転ぶところだった(汗)。ほらそこ、「やっぱりか…」とか思わないように!(ED映像の主役はちびうさ 笑) いやぁ、彼女が歌ってたんですねぇ。やっぱり彼女の音には何か感じるところがあるんでしょう、私は。そうなると、これはもう是非聞きなおしたいじゃあないですか! また改めて盤探し。楽しみが一つ増えました。


[物欲] オカリナ(1/15〜22購入)

2005-01-31

近頃何故か楽器に意識が向いておりまして。私は楽器演奏とは無縁の人種なのですが、なんか音の出る玩具が欲しい、と以前から思っていて、それが一時に吹き出したような感じ。といってもキーボードとかギターのようなマジな楽器は敷居も値段も高く、何より邪魔! とにかく手軽なのが欲しかったのです。でもハモニカの類は音が好きじゃないし…。

そんなこんなで去年、小型の玩具MIDIキーボード(YAMAHA GZ-5)を買ったんです。これはこれでもちろんちゃんと音が出て楽しいんですが、やっぱり鍵盤は敷居高いですね。人差し指でメロディーライン追っかけてるだけじゃいまいち様にならない。それ以上は独学じゃ難しそうです。

で、年が明けて、ふと思いついたのがオカリナ。宗次郎さんが吹いてるやつ。ゲゲゲの鬼太郎が武器にするやつ(笑)。以前から興味はあったんだけど、なんか得体が知れなくて手を出せずにいた楽器。本来は土器なんですが最近はプラスチック製のものが販売されているのですな。しかも1000円というお手軽さ。このお値段なら「ちょっと試してみよう」と思えます。で、試してみたわけです。

いや、こりゃ楽しいわ。音を出すのに何かコツがいるのかと思ってたんですけど、全然いらない。リコーダーと同じで無造作に息を吹き込むだけで簡単に音が出ます。運指(音階を奏でるための指使い)も簡単(リコーダーより単純)。ま、音域は2オクターブ弱と狭いし、息の強さでピッチ(音程)が揺らいだりするので綺麗に演奏するのは難しいのだろうけれど、所詮素人、自己満足で楽しめりゃいいのです。

あまりの楽しさにすっかり気を良くしてピーヒャラピーヒャラやってたんですが、プラ製のためか、どうも穴の角が指に痛かったり、澄んだ音が出なかったりする(特に高音が出にくい)。お安いプラ製でとにかく簡単に楽しめそうなことは分かったし、いっちょちゃんとしたのを買ってみるか、とあっさり陥落。一週間もしないうちに土製のものに手を出してしまいました。この時、「小さめの方が手軽でいいなぁ」と考え、標準的なサイズと音の高さの「アルトC調」タイプ(プラオカリナもこのサイズ)ではなく、一回り小さい「ソプラノC調」のものを買ってしまったのです。これ、その名の通り、アルトCより1オクターブ音が高いんですな。大きさは丁度いいし、音もピッコロのようで綺麗なんですが、ちと甲高すぎて耳がキンキンする。う〜む、しまった(笑)。これはこれでいいのだけれど、やっぱりアルトCのも欲しくなってしまいました。で、これも抵抗の余地無く陥落。実に一週間で3本のオカリナを……いえ、違います。実はもう1本、手の中にすっぽり納まるマスコットサイズの玩具オカリナ(ミニオカリナ)も併せて買ってしまいました(激爆)。いずれも土製で、ミニオカリナが3k円、ソプラノCが4.7円、アルトCが5.8k円もします(汗)。散財!! 結局、ほんの一週間の間に、うちには4本ものオカリナが転がることになったわけです。

土製のオカリナはやっぱりプラオカリナよりずっとしっかりしていて、低音から高音まで簡単かつ綺麗に音を出せます。指も痛くならないし、音程も整えやすい。すごくいいんですが、それじゃもうプラオカリナは無用かというと、意外にもそうでもなかったりするんですね。楽器としての能力はもう断然劣ってしまうんですが、手軽さではプラオカリナの圧勝なのですよ。まず第一に、軽い。土製のものはしばらく吹いてると重さを感じるんですけど、プラオカリナはそれが無い。次に、丈夫。高級楽器ほどデリケートではないでしょうが、土製のオカリナはそれでもどこか繊細で(端的に言うと割れそうで)、無造作に鞄に放り込んで持ち歩こうというような気にはなれません。でもプラオカリナなら平気。どこにでも無造作に持ち出せてしまいます。水にも強いのでお風呂でも吹けます(笑)。この手軽さは土製のものを買ってから改めて認識させられました。流石に通常使うのは土製のものになるでしょうが、案外プラオカリナも活躍の場は多いかもしれません。

オカリナは楽器ですので、買っただけで置いておいても仕方ありません。一応、何か曲らしいものを吹けるようになってやろうと、少しだけ練習したりしてます。吹いてみたい曲はたくさんあるんですが、とりあえず最初に練習しているのは谷山浩子さんの「空のオカリナ」。もうそのものズバリなタイトルが付いた曲なので、これしかないだろうと。簡単な曲なので一応メロディーライン追いかけられるようにはなりました。後はもちょっと聞けるように…練習します。この曲を練習しながら、他にもいくつかの曲にちょこちょこと手を出したりしています。……本当に、吹いてみたい曲がたくさんありすぎて困ってしまいます。これは当分楽しめそうです。

今回はオカリナを選んだわけですが、これは「ちょっと変わったものに手を出したかった」というのが本音。手軽に音が出るということで言うとリコーダーでも良かったわけですよ。あれだって実は立派な楽器らしいですしね。実際、オカリナを思いつかなければリコーダーに手を出してたんだろうと思います。っつーか、いずれ改めて手を出すかもしれません。なんか今改めてやってみるのも楽しそうだし。後、テルミン。去年、こいつで遊んでみたくって、でも市販品は玩具でもメチャ高なので、工作の趣味もかねてネットの製作記事見ながら作ってみようかと、一部パーツは買って来てあるんですがね。まだ製作には着手できてません。今年は是非、音を出せるところまでやってみたいですね。2005年は音楽づいた一年になったりしてね。


[物欲] 光BB回線と無線LAN(1/9開通)

2005-01-31

これまたついフラっとやっちゃいました。「TEPCOひかり」導入。

昨年11月末頃の通勤帰路、自室最寄り駅前で展開されていた路上勧誘にストンと落ちてしまいました。その日は何故だか特にくたびれていて、冷静な判断が出来なくなっていたのかも知れません(笑)。はたまた、あまり大きくない、和歌山で言うと六十谷くらい(?)の小さな駅前で寒空の下頑張ってはる姿に胸突き動かされたのかも知れません(爆)。キャンペーンガールも超素敵らしいですし。

ま、実際の決め手はやっと現実味を帯びてきた通信料ですね。キャンペーン割引で、1年間は約3500円/月。期間限定とはいえADSLよりも安く(私にとってはADSLも高かった)、これで@niftyのISP料金も含みますから、約1500円/月の追加投資で導入出来る計算になります。導入の初期費用も無料だし。もっともモバイラーに属するだろう私の場合メインの足回りはAirH"で、これは廃止出来ない以上通信料総額としてはかなりきついんですけどね。家庭向けブロードバンドサービスってやつをこの機会に体験しておこうと思いまして。割引期間終了までには解約することを考えてます。

しかしてファイバーを引き込むために工事担当者さんたちがやってきました。光ファイバーを使う工事の立ち会いは仕事でも経験あったんですが、エンドユーザー対象の工事ってどんなだろうと興味津々。なんやかやと余計なちょっかい出しながら作業を眺めさせてもらいました。実際引き込むんですよね、光ファイバーを、直接部屋の中に。外で端末するんじゃなくて。、ま、当然っちゃー当然なんですが、自室内にファイバーが配線されているかと思うとちょっと刺激的。引き込まれたケーブルは屋外配線に耐える相当丈夫なもので、ファイバー2本とガイドワイヤー1本が黒く丈夫な外皮で平行に束ねられています。曲げ制限のためガイドワイヤーはかなり硬い。やわなファイバーでもこれなら少々の応力には耐えられそうです。このケーブルを適当な長さで無造作に切断し、外皮を剥いて、中から髪の毛ほどの太さの芯線を露出させます(もちろんこの状態でもまだ外皮被ってるんでしょう。色着いてるし)。もちょっと太い外皮状態で処理するのかと思ってましたが、この細いので処理するんですね。ここでおもむろに取り出される圧着工具セット。剥いたファイバーの先にSCコネクタ付のショートファイバー(箱に入ってる)を継ぎ足します。アタッシュケースくらいのケースの中に15cm立方くらいの大きさの圧着装置と、同軸のものと似た感じの(あくまで似た感じであって、使い方とか全然違うけど)皮剥き器などが入ってます。レベル計も入ってたかな? このレベル計を見ながら芯合わせをするわけですね。なるほどー、顕微鏡覗かなくていいんだぁ。接続箇所はスリーブのようなものをかぶせて圧着。作業はあっと言う間。ほんと無造作。光ファイバーおそるるに足らず、って感じで。仕事の時にやいやい言ってたのはなんだったんだろうなぁ……。ま、とにかく、そうやって取り付けたコネクタをフジクラ製のメディアコンバータ(手のひらサイズの小箱)に内部で接続し、ファイバーごと収納、封をします。ネジ留めするだけじゃない。警告文付きのシールで本当に封をします。やられました、後で開けてやろうと思ってたのに(笑)。これで工事は完了。

早速繋いで見たいところですが、上品な私のPCを直接BBの大海原に晒すのは流石にちょっと気持ちが悪い。ので、せめてもの気の救いにルーターを買ってくることにしました。PC(Panasonic CF-R3)には標準でWLANが内蔵されてますから、どうせならこれを使わない手はないですね。「ワンルームにWLAN?」とは我ながら思うけれど、配線要らずは魅力です。BBルーターなんて日頃から物色してた訳じゃないので市場の様子が分からなかったんですが、以前実家用に買ったころと比べるとサイズも価格も随分コンパクトになったようで。でもメーカーの方も利益を確保したいんでしょうねぇ。なんやかやと付加価値を付けてパッケージ価格を吊り上げてやがる。802.11a対応とか、WLANカードとか、いらんっちゅーねん…。ルーター単体売りよりもカード付きの方が売値安いとかね。やめてよ、ゴミが増えるんだからさ。なぁんてブツブツ言いながら物色。結局PLANEXのWLANカードセット(802.11b,g対応)で手を打ちました。カードは即お蔵入り(笑)。

さて、ちょろちょろっとルーターの設定をして(この辺りのノウハウにはあんまり明るくないので結構手間取るんだけれども)、いよいよ接続です。……はいはい、ちゃんと繋がってはいますね。1.5Mbpsくらいのストリーム映像もちゃんと再生出来ます。これくらいのビットレートだとそこそこの画になる。素晴らしい。……が、なんか時々コマ落ちしてるよな気がする。ベストエフォートとは言え1.5Mbpsでコマ落ちってのはどうよ?ってことで、TEPCOさん提供のツール(JAVAアプレット http://www.hikari.tepco.ne.jp/)で回線速度を測定してみると、結果は13Mbps(上下共ほぼ同じ)。……おぃおぃ、「100M占有独り占め〜」はどうしたんだよ(笑)。ま、これはWLAN通しての測定で、ケーブルで繋ぐと25Mbpsくらいは出てるみたいなんですけどね。802.11gだから、もちょっと出るかと期待してたんだけど……(それともそんなもんなんかな?)。全体的なランキングから言ってもかなり悪い部類のようでちょっとゲンナリしましたが、ま、でも、実際にはそれ以上の速度なんて必要ないんですよね。何か実験して遊ぶならともかくとして今のところそんな計画ないし、WEB用途くらいなら10Mbpsもあれば充分。なにせAirH"に比べれば超高速(笑)。どうせ期間限定のつもりだし、とりあえずは満足でしょう。ただ……サーバーの応答速度にでも縛られているのか、WEB閲覧時などの体感速度はそれほど速く感じられないのですよね。ダウンロードとかは確かに速いのだけれど。LANで使うのと違って、そういうもんなんですかねぇ? そういうことも含めてしばらく評価してみたいと思ってますが。

ともあれ初の常時接続回線が手に入ったということで。とりあえず当面繋ぐべきはHDDレコーダー、かな? 何が出来るようになるのか知らないけれど(笑)。後、馬力があればWEBサーバーでも試してみるかな〜。自前サーバーならTclでCGI書けるから楽しそう。でも、ファイアウォールとか面倒くさそうやなぁ……。


[物欲] ガス式半田ごて(2005/1/8購入)

2005-01-13

もう15年くらい前から憧れていたガス式半田ごて。これまで「絶対必要なシーンはほとんど無いのに…」と我慢していたのですが、ストレス発散をトリガーについあっさりと手を出してしまいました。

この類の商品ではNakajimaのコテライザーシリーズが主流の様子。でもこのシリーズのラインナップってどれも大きいんですよね…。ガス式の最大の利点は携帯性だと思うから、小型・軽量なものがいい。となると次の候補はGootのポータソル。昔から憧れてた商品です。実際これで良いわけなんですが、ふと横を見るともう一つ、あまり聞かないメーカーのうさん臭い類似商品が(笑 や、以前から知っていた商品なんですけどね。HOTERYというメーカーのMT 150Kだか151Kだかいう製品で、株式会社大喜というところが輸入販売しています)。ポータソルに近い小ささで、安い(2300円程)。見た目こそおもちゃのようですが、最低限の機能は満たしているようだし(ま、所詮熱するだけですからね。後は出力調整だけ出来れば素人には充分でしょう)、大小2サイズのこて先とトーチヘッドまで付いている(簡単なこて台と半田も付いてるけど、これは無用なのねん)。ポータソルで適当なサイズのこて先を追加購入することを考えると価格比は倍近くなります(しかもポータソルはトーチ使用が出来なさそう)。これは買いでしょう!?(笑) 店頭で毎度のように迷い尽くしたあげく、今回とうとう我慢しきれずレジに持ち込んでしまいました。

早速試しに(文字通り)灯を入れてみました。ガス式初体験。おぉ、ちゃんと半田が溶けるじゃないですか!(当たり前) 着火はちょっと面倒なものの、邪魔っ気な電源コードもなくて大変軽快。電気式より勝手良く使えそうです。ただちょっとうるさい(笑)。燃焼音が思っていた以上に大きい印象です。他メーカーのもこんな音するんだろうか? ま、でもこの手軽さは特筆的。元々小型な上に電源ケーブルが無い分コンパクトで、工具箱への収まりもいいし(従来のこてが残ってるから、実際には容積増なんですけどね)。

考えてみれば、値段も普通の半田ごてとそう変わらないのだから、前回のこて購入時(自室用と実家用を確保するため)にガス式を選択しておけば良かったのかも。今自室用にしている電気式は無用だったなぁ…。


[年頭挨拶] 2005年

2005-01-12

あけましておめでとうございます

遅ればせながら新春のご挨拶ということで。今年もボチボチやってきたいと思います。よろしくお願いします。

#新春らしく年賀状イラストでもアップできりゃいいんですが、今年はネット素材で済ませちゃいましたのでパス。


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